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東京オリンピックサッカーの新戦力期待選手を発掘?協会の半端ないスカウティング力

独自に東京オリンピックサッカー日本代表の動向を考察してきましたが、先日あるサイトの記事で興味深い内容を見つけました。

 ”慎重な物言いが多い森保監督が珍しく具体的に選手名を挙げた。目に付いたのは、FC東京のDF中村帆高(22)、MF安部柊斗(22)、札幌のMF金子拓郎(22)、MF高嶺朋樹(22)の大卒新人4人に加えて、横浜FCのFW斉藤光毅(18)、湘南のMF金子大毅(21)。いずれもJ1のクラブで出場機会を確保している。19歳以下日本代表候補の合宿に参加していた斉藤は「うれしいが、これからもっともっと結果を残して、活躍していかなければいけない立場」と気を引き締め直していた。”

筆者が認識していて、以前の記事で名前を上げさせてもらったのはMF安部柊斗選手(22歳/FC東京)FW斉藤光毅選手(18歳/横浜FC)の2選手です。

 

今回は日本サッカー協会森保一(もりやすはじめ)監督以下スタッフがスカウティングによって注目する、来年に開催される東京オリンピックサッカー日本代表候補として新戦力として期待できる選手を調べてみました。

DF中村帆高(23歳/FC東京)

森保監督本人から実名が挙がり、注目度が一気に増しました。

しかし彼自身の人間性を表すように至って謙虚に、浮かれることなく所属チームでの仕事に集中する意向のコメントをしていました。

神奈川の名門、日大藤沢高校を卒業し後はサッカーを辞めるつもりだったそうです。責任感の強い選手はチームの要求に応えようと与えられたタスクにばかり気を奪われて、得てしてサッカーを楽しめなくなってしまう事があります。

裏返せば、それだけチームに忠誠心を持ち、自分を犠牲にしてまでも仲間のために頑張れる、監督としては最も信頼できるタイプの選手とも言えます。

明治大学進学後、しばらくはBチームで過ごしたようですが、3年時は右サイドDF4年時には3DFシステムの右サイドを務め、FC東京の特別強化選手としてJリーグ登録もされました。

森保監督が採用し得る戦術への適用も十分に可能だと想像できます。

総理大臣杯優勝、ユニバーシアードで金メダルを獲得しており、タイトルを勝ち取るための経験値も豊富に備わっています。

運動量とスピードに特徴を持ち、1対1の守備でも力を発揮。なによりサボることなくチームの勝利のために献身的にプレーできるメンタルが最大の魅力かもしれません。

MF安部柊斗(23歳/FC東京)

中村選手と同じく明治大学からFC東京に入団してルーキーイヤーから出場機会を与えられチームも一員と認められています。

中学、高校時代はFC東京の下部組織でプレーしていましたが、プロへの昇格は成らずに大学サッカーで成長して古巣とのプロ契約につなげました。

大学時代には全日本大学選抜にも選出されて、4年時には特別指定選手としてJリーグデビューも果たしました。

サイズは小さいが(171㎝/67kg)ボール奪取能力が高く、豊富な運動量と強いメンタリティーで攻守に躍動するMFです。

明治大学時代の印象では主に左サイドでプレーしており、DFからパスを受けてボールを散らし、サイドではタメを創り味方の動きを誘発させたり、アタッキングエリアでは積極的に仕掛けて味方との連携から相手DFを崩すことも可能な万能選手だと感じました。

MF金子拓郎(23歳/北海道コンサドーレ札幌)

日本代表選手を輩出している名門、前橋育英高校出身2年時に準優勝したチームでは交代メンバーと悔しい思いをしましたが、翌年は中心メンバーとなりベスト8進出に貢献しました。

卒業後は日本大学に進学して3年時に行われた北海道コンサドーレ札幌とのトレーニングマッチをきっかけに特別指定選手としてJリーグデビューを果たし公式戦に14試合出場して得点も記録しています。

左足のキック精度が高く、ロングパスも正確に味方に繋げ、シュートにも活かされます。

相手との競り合いにも強く、体幹の強さとテクニックを持ち合わせたドリブルでの推進力も魅力的なプレーヤーです。

 

コンサドーレ現監督、”ミシャ”ことペトロビッチ監督の薫陶を受けた森保監督の戦術にもスムースに適応することができるでしょう。

MF高嶺朋樹(23歳/北海道コンサドーレ札幌)

9年間をコンサドーレの下部組織で過ごした後、大学サッカーの名門筑波大学に進学して大学界No.1のMFとも囁かれていた選手です。

チームの同ポジションで同期田中駿汰選手(大阪体育大学出身)にオリンピック代表での経験はリードされていますが、相手選手がもっとも嫌がる、激しい寄せからのボール奪取能力は抜群の存在感を発揮しています。

先日のJリーグの試合ではフィジカルコンタクトを嫌がらない元日本代表の金崎夢生選手(名古屋グランパス)と遣り合う程のメンタルの強さも大きな力となるでしょう。

左利きでパス精度も高く攻撃の組立でも能力を期待できます。

昨シーズンには特別指定選手としてJリーグの試合の出場経験の得ることができました。

同じく候補選手の菅大輝選手(22歳/左サイド)も含めて”ミシャ”が指揮する北海道コンサドーレ札幌の候補選手達は森保監督から見ても魅力的な選手に映る可能性は高いでしょう。

FW斉藤光毅(19歳/横浜FC)

横浜FCのアカデミー出身で高校2年生時に16歳11ヶ月のクラブ史上最年少でトップデデビューを飾った俊英。

アンダーカテゴリーの日本代表に常時選出されて実力を発揮しており、昨年のU20W杯では18歳ながら選出されて、ケガでチームを離脱するまで出場機会を得ていました。

昨季まで戦っていたJ2では得意のドリブルからのフィニッシュで29試合に出場して6ゴールを決めてJ1昇格に貢献し、今季から実力が試されるJ1の舞台でもすでにゴールを決めています。

イタリアのチームも獲得を検討しているとの噂があり、現地の専門誌でも「優れたクオリティーを持ったセカンドストライカーで、特筆すべきテクニックとスピードを備え、オフ・ザ・ボールの動きも秀逸。ドリブルも素晴らしく、フィニッシュにも自信がある」紹介されているそうです。

所属の横浜FCでは元日本代表のレジェンド達からも刺激と学びを受けてJ1でも結果を残すことが出来れば、同期の久保建英選手(19歳/レアル・マドリード)の様に世界へ羽ばたく日はそう遠くはない未来だと期待してしまう才能の持ち主です。

エリート嗜好から実力重視へ

以前までのアンダーカテゴリー日本代表エリート集団のイメージが強く実際にはプロの道で成功することが出来なかった選手も多々います。

しかし、最近の日本サッカー協会の姿勢、とりわけ森保一監督はより多くの選手にチャンスを与えより良い競争の中で、今までの実績よりも、現在のパフォーマンスや将来性を重視して選手選考が行われる傾向が目に取れます。

今回、名前が挙がった選手も高校からプロへ直接上がった選手は次回のパリ大会に出場資格が有る斉藤選手のみで他の4選手は大学で努力を重ね成長してプロへの道を切り開いたメンタル的にも優れた信頼できる選手だと思います。

大学サッカープロに引けを取らない部分も持ち合わせていて学業との両立などプロ以上に成長するヒントを手に入れる事が可能な環境なのかもしれません。

東京オリンピックが1年延期されたことで、より多くの選手にチャンスが訪れ、最高のオリンピックサッカー日本代表の姿を見ることができるでしょう。

選手達には心震えるようなエモーショナルなプレーを期待しています。

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