サッカー

東京五輪 サッカー|日程・会場・出場資格(年齢制限など)・競技ルール・歴史・見どころ

サッカーは東京オリンピックの競技の中で最も注目度の高い競技の1つです。

今回は東京オリンピックサッカーの日程や会場、出場資格(年齢制限など)や競技、さらに歴史や見どころについてご紹介します。

東京五輪 サッカーの日程

サッカーは7月22日(木)~8月7日(土)で行われます。

 

男子サッカー

7月22日(木)
一次ラウンド
16:30~21:30|札幌ドーム
17:00~22:00|東京スタジアム
17:00~22:00|茨城カシマスタジアム
17:30~22:30|横浜国際総合競技場
7月25日(日)
一次ラウンド
16:30~21:30|札幌ドーム
17:00~22:30|茨城カシマスタジアム
17:00~22:30|埼玉スタジアム2002
17:30~22:30|横浜国際総合競技場
7月28日(水)
一次ラウンド
17:00~22:00|札幌ドーム
17:00~22:00|宮城スタジアム
17:30~22:30|埼玉スタジアム2002
17:30~22:30|横浜国際総合競技場
7月31日(土)
準々決勝
17:00~20:00|宮城スタジアム
18:00~21:00|茨城カシマスタジアム
19:00~22:00|埼玉スタジアム2002
20:00~23:00|横浜国際総合競技場
8月3日(火)
準決勝
17:00~20:00|茨城カシマスタジアム
20:00~23:00|埼玉スタジアム2002
8月6日(金)
3位決定戦
20:00~23:00|埼玉スタジアム2002
8月7日(土)
決勝戦・表彰式
20:30~23:30|横浜国際総合競技場

 

 

女子サッカー

7月21日(水)
一次ラウンド
16:30~21:30|札幌ドーム
17:00~22:00|宮城ドーム
17:30~22:30|東京スタジアム
7月24日(土)
一次ラウンド
16:30~21:30|札幌ドーム
17:00~22:30|宮城スタジアム
17:30~22:30|埼玉スタジアム2002
7月27日(火)
一次ラウンド
17:00~22:00|宮城スタジアム
17:00~22:00|茨城カシマスタジアム
20:30~22:30|埼玉スタジアム2002
20:30~22:30|横浜国際総合競技場
7月30日(金)
準々決勝
17:00~20:00|宮城スタジアム
18:00~21:00|茨城カシマスタジアム
19:00~22:00|埼玉スタジアム2002
20:00~23:00|横浜国際総合競技場
8月2日(月)
準決勝
17:00~20:00|茨城カシマスタジアム
20:00~23:00|横浜国際総合競技場
8月5日(木)
3位決定戦
17:00~20:00|茨城カシマスタジアム
8月6日(金)
決勝戦・表彰式
11:00~14:00|オリンピックスタジアム

 

東京五輪 サッカーの会場一覧

東京五輪サッカーの会場は全部で7拠点で「札幌ドーム」「宮城スタジアム」「茨城カシマスタジアム」「埼玉スタジアム2002」「東京スタジアム」「オリンピックスタジアム」「横浜国際総合競技場」です。

それぞれの会場の概要を見ていきましょう。

 

札幌ドーム

所在地:北海道札幌市豊平区羊ケ丘1

 

主要なアクセス(オリンピック時):

  • 札幌市営地下鉄東豊線「福住駅」下車→徒歩
  • 札幌市営地下鉄東西線「南郷18丁目駅」下車→シャトルバス乗車
  • 札幌市営地下鉄南北線「真駒内駅」「平岸駅」下車→シャトルバス乗車
  • JR「白石駅」下車→シャトルバス乗車

 

オリンピックサッカー時の収容人数(キャパ):41,000人

2001年に開場したサッカーと野球のどちらにも対応できるドームです。

大きな特徴としては、日本で唯一の完全屋内天然芝サッカースタジアムである点です。

日本のJリーグやプロ野球の試合の利用はもちろん、有名アーティストのコンサートなども行われます。2002年にはFIFAワールドカップの会場にもなりました。

 

宮城スタジアム

所在地:宮城県宮城郡利府町菅谷館40-1

主要なアクセス(オリンピック時):

  • JR、仙台市地下鉄「仙台駅」下車→シャトルバス乗車
  • 仙台市地下鉄南北線「泉中央駅」下車→シャトルバス乗車
  • JR東北本線「利府駅」下車→シャトルバス乗車
  • 仙台市地下鉄東西線「荒井駅」下車→シャトルバス乗車
  • JR仙石線「多賀城駅」下車→シャトルバス乗車

オリンピックサッカー時の収容人数(キャパ):49,000人

2000年に開場した屋外スタジアムであり、陸上競技の他、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなどの球技会場、さらにコンサート会場としても使用されます。

2002年のFIFAワールドカップの会場の1つでもありました。

戦国時代が好きな方はご存じかもしれませんが、仙台藩藩祖である伊達政宗の兜の前立の三日月をイメージしてデザインされたアーチ形状の大屋根が特徴的です。

交通のアクセスに懸念があると言われております。

 

茨城カシマスタジアム

所在地: 茨城県鹿嶋市大字神向寺後山26-2

主要なアクセス(オリンピック時):

  • JR「鹿島神宮駅」下車→シャトルバス乗車(千葉・成田方面からのアクセスを想定)
  • 鹿島臨海鉄道「鹿島サッカースタジアム駅」下車→徒歩(水戸方面からのアクセスを想定)

オリンピックサッカー時の収容人数(キャパ):40,000人

1993年に開場したサッカー専用のスタジアムです。

2002FIFAワールドカップの会場の1つにもなりました。

サッカー会場に特化しているため、スタンドとピッチの距離が近く、観客はより躍動感を味わうことができるのが特徴です。

 

埼玉スタジアム2002


https://www.asahi.com/

所在地:埼玉県さいたま市緑区美園2丁目1

主要なアクセス(オリンピック時):

  • 埼玉高速鉄道「浦和美園駅」下車→徒歩→シャトルバス乗車
  • JR宇都宮線・高崎線・湘南新宿ライン・京浜東北線「浦和駅」下車→シャトルバス乗車
  • JR武蔵野線「東浦和駅」下車→シャトルバス乗車
  • 東武スカイツリーライン「北越谷駅」下車→シャトルバス乗車

 

オリンピックサッカー時の収容人数(キャパ):64,000人

2001年に2002年のFIFAワールドカップに向けて設立されたサッカー専用スタジアムです。

日本のサッカースタジアムとしては最大の収容人数を誇ります。

2002年のFIFAワールドカップの開催はもちろんですが、FIFAワールドカップのアジア予選など、多くの国際試合が行われております。

日本代表のホームゲーム開催実績を多く持っており、首都圏では、横浜国際総合競技場と並び、日本代表のメインスタジアムとして位置づけられております。

 

東京スタジアム(味の素スタジアム)


出典:https://tokyo2020.org

所在地:東京都調布市西町376-3

主要なアクセス(オリンピック時):

  • 京王線「飛田給駅」「西調布駅」下車→徒歩
  • 小田急小田原線「狛江駅」下車→シャトルバス
  • JR中央線、西武多摩川線「武蔵境駅」下車→シャトルバス
  • 西武多摩川線「多磨駅」下車→徒歩
  • 京王線「調布駅」下車→シャトルバス

オリンピックサッカー時の収容人数(キャパ):48,000人

2001年に開場した多目的スタジアムです。

陸上トラックや球技場があり、アーティストのコンサートにも使用されます。

2002年のFIFAワールドカップの会場にはなりませんでしたが、ラグビーワールドカップ2019年の会場となりました。

 

オリンピックスタジアム(正式名称・国立競技場)


出典:https://gtimg.tokyo2020.org/

所在地:東京都新宿区霞ヶ丘町10-1

主要なアクセス(オリンピック時):

  • JR総武線「信濃町駅」「千駄ヶ谷駅」下車→徒歩
  • 東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線「青山一丁目駅」下車→徒歩
  • 東京メトロ副都心線「北参道駅」下車→徒歩
  • 東京メトロ銀座線「外苑前駅」下車→徒歩
  • 都営大江戸線「国立競技場駅」下車→徒歩

オリンピックサッカー時の収容人数(キャパ):68,000人

1958年に開場した国立霞ヶ丘陸上競技場(旧オリンピックスタジアム)の老朽化対応と東京オリンピック・パラリンピックの主会場とすべく、2012年より仮称・新国立競技場として着工、2019年7月3日に開場しました。

東京オリンピックでは「オリンピックスタジアム」と名称で使用されますが、正式名称は国立競技場です。

東京オリンピックの会場としては陸上競技場兼球技場であり、開会式・閉会式のの他、陸上競技、サッカー(女子決勝)の会場として使用されます。(パラリンピックでも使用)

機能性はもちろんですが、LEDを使用するなど省エネ、共通部材を使うことによるコスト削減にもこだわっております。

また、近くに明治神宮外苑があることから「社のスタジアム」のコンセプトを掲げ、「自然に開かれた日本らしいスタジアム」というのが大きな特徴です。

具体的には鉄骨と木材のハイブリッド構造の採用や法隆寺の五重塔の構造を参考にするなど日本の建築らしさを出しております。

 

横浜国際総合競技場(日産スタジアム)


https://www.asahi.com/

所在地:神奈川県横浜市港北区小机町3300

主要なアクセス(オリンピック時):

  • JR横浜線「小机駅」下車→徒歩
  • JR横浜線、横浜市営地下鉄ブルーライン「新横浜駅」下車→徒歩

オリンピックサッカー時の収容人数(キャパ):72,000人

1998年に開場した陸上競技場兼球技場で、日本で最大の収容人数を誇るスタジアムです。

2002FIFAワールドカップの会場になった他、2019年のラグビーワールドカップの会場にもなりました。

ラグビーワールドカップの決勝戦では70,000人を超える観客となり、見事にその役割を果たしました。

東京五輪 サッカーの出場資格(年齢制限など)

出場資格を見ていきましょう。

まずは男子です。

 

男子の出場資格

●出場国は計16か国、開催国枠及び各大陸予選の通過

男子サッカーの出場資格

 

■開催国(日本)

 

■男子サッカーの各大陸予選通過

ヨーロッパ
U-21欧州選手権2019の上位4ヶ国
(スペイン、ドイツ、ルーマニア、フランス)

 

アフリカ
U-23アフリカ・ネーションズカップの上位3ヶ国
(エジプト、コートジボアール、南アフリカ)

 

アジア
U-23選手権の上位3ヶ国
(韓国、サウジアラビア、オーストラリア)

 

南米
2020 CONMEBOLプレオリンピックトーナメントの上位2ヶ国
(アルゼンチン、ブラジル)

 

北中米カリブ海
2020オリンピック予選大会の上位2ヶ国
(大会未実施で再スケジュール中)

 

オセアニア
2020オリンンピック予選大会優勝チーム出場国
(ニュージーランド)

●各チームの五輪代表選手枠は18名

●OA/オーバーエイジ枠(年齢制限無しの選手枠)はオリンピックが行われる前年の12月31日時点で24歳以下(通常のオリンピックは23歳以下ですが、2021年の東京オリンピックのみの特例)

●OA枠は3名以内

 

23歳以下で構成されたU-23代表というのがありますが、これはすなわちオリンピック代表です。

選手には年齢制限もありますが、他に考慮すべき点としては、五輪代表には所属チームが選手を派遣する強制力は無く、各選手の所属チームの許可を得て始めて出場が可能な点です。

よって、チームの主力として活躍する選手は出場を拒否される可能性が高く、理想の選手が招集できないこともしばしばあります。

野球もメジャーリーグのリーグ戦がのシーズンと重なると招集が難しくなると言われますが、それと同じことですね。

 

女子については1チームの人数は同じですが、年齢制限がなく、出場国は12か国になります。

各大陸予選は下記の通りです。

 

女子サッカーの出場資格

 

開催国(日本)

 

■女子サッカーの各大陸予選通過

ヨーロッパ
ワールドカップ上位3か国
(イギリス、オランダ、スウェーデン)

 

アフリカ
アフリカ予選の上位1か国
(ザンビア)

 

アジア
アジア予選の上位2か国
(オーストラリア、残り1枠未決定)

 

南米
コパ・アメリカの上位1か国
(ブラジル)

 

北中米カリブ海
北中米カリブ海予選上位2か国
(アメリカ、カナダ)

 

オセアニア
ネイションカップ上位1か国
(ニューカレドニア)

 

アフリカ予選2位と南米予選2位のプレーオフ戦の勝者

(カメルーンとチリが試合をすることになっているが延期中)

最新の情報が入り次第追記致します。

 

東京五輪 サッカーの競技ルール

東京五輪サッカーの競技ルールを見ていきましょう。

結論から言いますと、特にオリンピックだからと言って通常のサッカーと大きくルールは違いません。

フィールドの広さは縦105m×横68mです。

各チーム11人で行われ、相手チームのゴールに入れた回数を競います。

ゴールキーパー以外は手を使ってはいけません。

時間は前半45分でハーフタイムを挟み、後半45分の計90分です。

後半45分に延長される形で、アディショナルタイム呼ばれる時間が加算されます。(アディショナルタイムとは選手の交代、負傷者の治療、審判によるカードの掲示、ビデオチェックなどによりプレーが行われなかった空白の時間をカウントし、その時間をプレー時間に追加するというものです。)

勝敗は試合終了時の得点数で決しますが、同点の場合はそのまま同点とし、勝敗をどうしても決めなければならないトーナメントなどでは延長戦30分(前半15分、後半15分)を実施します。

延長戦でも決まらない場合はPKで決着をつけます。

PKは各チーム5人ずつが行いますが、同点の場合は差が出るまで続けます。

試合の進め方としては、グループステージというリーグ戦を16チームで行い、そこで勝ち上がった8チームで決勝トーナメントを行います。

グループステージはこれまでのオリンピックの傾向から同じ大陸代表同士の対戦と顕著なレベル差の試合を避けるよう組み合わせが決められます。

具体的にはポットと呼ばれるグループを4グループを作り(各4か国ずつ)、各ポット間で対戦を行います。

同ポット内での対戦は行われないので、望まぬ対戦を避けることができます。

グループステージでは各ポットの上位2チームがベスト8として決勝トーナメントに進みます。

決勝トーナメントでは準々決勝、準決勝、3位決定戦、決勝戦が行われます。

東京五輪 サッカーの歴史

まず、男子サッカーから見ていきましょう。

日本サッカーのオリンピック最高成績は1968メキシコ大会の銅メダルです。

釜本邦茂選手、杉山隆一選手などが活躍して、この大会の選手団は後に日本サッカー界の発展に大きく貢献された人達が多く参加していました。

オリンピックサッカーは大会のレギュレーション変更を度々繰り返して来ました。

アマチュア選手のみ出場資格がある大会(メキシコ大会当時)からワールドカップ出場経験がなければプロ選手が出場可能(1984ロサンゼルス大会、1988ソウル大会)となり、自国にプロリーグを持つサッカー先進国がこの時期から上位に進出る頻度が増えた事で注目度も上がり始めました。

1992バルセロナ大会から23歳以下の年齢制限があるFIFA公認(ソウル大会まではIOC国際オリンピック委員会とFIFAの協力体制が整っていなくお互いの運営大会の価値を高めたい思いが対立する形でした)の大会になりました。

23歳以下の年齢制限のあるアンダーカテゴリー(U-23)として開催されたバルセロナ大会でしたが、IOCはオリンピクを世界一の金メダルを決める大会としてブランド価値をサッカー競技でも構築したい想いがありました。

サッカー界はW杯が最高峰で年齢制限がある大会は選手育成の意味合いが強くサポータの注目度はU-23では格段に下がります。

双方の思惑の解決策として1996アトランタ大会から初めて3人のOA枠が導入されて現行の形式になっています。

 

レギュレーション変更と重なり‘96アトランタ大会から6大会連続で出場して、自国開催の東京オリンピックは7大会連続の出場になる日本代表とメダル獲得国のオリンピックの歴史を振り返ってみましょう。

 

1996年アトランタオリンピック

大会結果:
金メダル|ナイジェリア
銀メダル|アルゼンチン
銅メダル|ブラジル

 

日本の結果:グループステージ(予選)敗退

 

監督:西野朗

主な選手:
MF|前園真聖、中田英寿
GK|川口能活
FW|城彰二
DF|(故)松田直樹

 

日本は28年ぶりに出場権を獲得しました。OA枠を不使用でした。

結果は振るわずでしたが、非常に特別な年で、FWロナウドやロベカルことDFロベルト・カルロスなどを擁する強豪ブラジルに1-0勝利したマイアミの奇跡で有名です。

結果だけ見るとグループステージ敗退ですが、グループステージが稀に見る大混戦で、日本のグループは勝ち点の同点が3チーム(ナイジェリア、ブラジル、日本)でした。

金メダルのナイジェリアと銅メダルのブラジルがいる厳しいグループでしたが、その中でも対等に渡り合えたので、結果以上に日本代表は強力なチームだったと推定します。

その後、ワールドカップ・オリンピックに連続出場を果たす日本サッカーの未来を予感させる好チームだった言えるかもしれません。

 

2000年シドニーオリンピック

大会結果:
金メダル|カメルーン
銀メダル|スペイン
銅メダル|チリ

 

日本の結果:ベスト8

 

監督:トルシエ

主な選手:
DF|森岡隆三(OA枠)、中田浩二、宮本恒靖、中沢佑二
GK|楢崎正剛(OA枠)
MF|三浦淳宏選手(OA枠)、中田英寿、中村俊輔、稲本潤一、本山雅志
FW|高原直泰

 

フラット3と呼ばれる当時、日本では知られていない3-5-2の3DFが状況判断により連動してラインの上下動を繰り返す戦術を導入しました。

DFラインを出来る限り高い位置に押し上げて相手チームのプレーを制限する事により、試合の主導権を握るのが狙いの戦術になります。

決勝トーナメント1回戦ではアメリカと対戦しましたが、2対2の引き分けでPK戦の末、惜しくも敗退しました。

本大会では有能な選手をバランスよく選出でき、2002年ワールドカップへと繋がるレベルの高いチームだったと思います。

 

2004年アテネオリンピック

大会結果:
金メダル|アルゼンチン
銀メダル|パラグアイ
銅メダル|イタリア

 

日本の結果:グループリーグ敗退(1勝2敗)

 

監督:山本昌邦

主な選手:

DF|田中マルクス闘莉王、阿部勇樹、今野泰幸、那須大亮
MF|松井大輔、小野伸二(OA枠)
FW|大久保嘉人
GK|曽ヶ端準(OA枠)

 

活躍が期待されたOA枠の小野伸二選手と予選を勝ち抜いたU-23チームが上手くかみ合わずに苦戦、本大会でのみ適用されるOA枠の活用方法が難しい事が浮き彫りになりました。

 

2008北京オリンピック

大会結果:
金メダル|アルゼンチン
銀メダル|ナイジェリア
銅メダル|ブラジル

 

日本の結果:グループリーグ敗退(3負)

 

監督:反町康治

主な選手:
GK|西川周作
DF|吉田麻也、森重真人、長友佑都、内田篤人
MF|本田圭佑、香川真司(飛び級)
FW|岡崎慎司
※OA枠不使用

 

前大会でうまく生かせなかったOA枠は使わず、23歳以下選手のみで大会に臨みました。3連敗とチームとしては良い結果を残せませんでしたが2010年の南アフリカW杯代表の主軸選手が多く出場していて、後の海外ビッククラブ移籍、リーグ優勝、CLリーグ出場などこの大会が選手の成長に及ぼした影響は大きかったと推測されます。

FWロナウジーニョ(‘05バロンドール受賞)、DFチアゴ・シルバ2人のA代表の攻守の要の招集に成功したブラジル代をアルゼンチン(OA枠3人使用)は準決勝で0-3で破り、2連覇を達成しました。本大会でもメッシ選手は大活躍でした。

 

2012年ロンドンオリンピック

大会結果:
金メダル|メキシコ
銀メダル|ブラジル
銅メダル|韓国

 

日本の結果:ベスト4

 

監督:関塚隆

主な選手:
FW|大津祐樹、永井謙佑
DF|吉田麻也(OA枠)、酒井宏樹、酒井高徳、徳永悠平(OA枠)
MF|清武弘嗣、宇佐美貴史
GK|林彰洋(OA枠)

 

本大会は海外でプレーする選手の割合が多いのが特徴でした。

本チームはグループステージ初戦で優勝候補のスペインを撃破するという強力なチームでした。

全員でハードワークする堅守速攻型の戦術を採用していた印象です。

決勝トーナメントでは疲労が蓄積していて、パフォーマンスが落ちたとも言われております。

 

2016リオオリンピック

大会結果:
金メダル|ブラジル
銀メダル|ドイツ
銅メダル|ナイジェリア

 

日本の結果:グループリーグ敗退(1勝1分1負け)

 

監督:手倉森誠

主な選手:
GK|中村航輔
DF|遠藤航、植田直通、塩谷司(OA枠)、藤春廣輝(OA枠)
MF|大島僚太、中島翔哉、井手口陽介、南野拓実FW:浅野拓磨、鈴木武蔵
FW|興梠慎三(OA枠)

アジア予選時には本大会出場を危ぶまれていたチームは勝ち進む事でバランス良くレベルアップし、見事に出場を勝ち取りました。OA枠をフル活用で選手を招集しましたがA代表の中心選手ではない3選手が選ばれました。元々評価が高くない世代でしたが、よく健闘したと考えます。

ブラジルは、2014W杯に続き自国開催で悲願の初優勝ノルマとも言え、国民から強いプレッシャーを受ける状況でした。

そんな中、A代表主力のFWネイマール(キャプテン)、MFレナト・アウグストとGKヴェヴェルトンをOA枠で招集できました。

そういったところも大きかったのか、2014W杯で大敗を喫したドイツに決勝1-1延長PK戦の末リベンジに成功して悲願の初優勝金メダルを獲得しました。

因みにドイツのOA枠はA代表の主力ではなかったようです。

 

一方、女子については1996年のアトランタオリンピックから実施されております。

日本女子はオリンピック6大会中4回出場しており、2004年のアテネ五輪でベスト8、2008年の北京五輪でベスト4、2012年のロンドン五輪銀メダルと世界的に見てもレベルが高いです。(澤穂希選手というプレーでも精神面でも最高峰のプレイヤーがいたのはかなり大きかったと思います。)

 

東京五輪 サッカーの位置づけ

男子については、歴史のところでも少し触れさせていただきましたが、日本サッカー界で最も重要なのはA代表でワールドカップ予選を通過し、本戦で好成績を残すことです。

※A代表は年齢制限を問わないベストチーム=国力

ではオリンピックはどういう位置づけかなのかと言うと、試合結果だけなく、どれだけ選手を次世代のA代表に育て上げA代表全体の強化に繋がるのか、成果を問われる大会となっております。

試合結果だけを求めるのであれば、OA枠をフルに活用して、海外リーグの選手も全て招集した最強メンバーで挑むということになりますが、A代表の強化を考えると、海外リーグで経験を積むことや、オリンピックではなく、A代表の練習に時間を当てるという考え方もできます。逆に、OA枠をA代表選手の強化のために使用するといったことも過去にありました。

ただ、結果にこだわらないチーム編成にしてしまうと、試合に勝ち進むことが難しくなり、せっかくの経験を積むチャンスを失うことになってしまいます。

そういったところからチーム強化のためのOA枠利用は当然検討されます。

ただ、これまでのオリンピックと違い、今回は自国開催です。

国民の期待は間違いなく高まっているので、これまで以上に結果を重視したメンバー編成になる可能性は大いにあります。

一方、女子は男子と大きく違い、年齢制限がない、いわゆるA代表の大会です。

ワールドカップも同様ですが、オリンピックの方がむしろ注目度の高い、いわゆる最高峰の大会となっております。

東京五輪 サッカーの見どころ

東京五輪サッカーの見どころを見ていきましょう。

 

●どんな選手が選ばれて、どんなプレーをするのか

どんな選手が選べるのかを考えるだけでわくわくする人も多いと思います。

特に日本の東京オリンピック世代は歴代オリンピックの中でも特に優秀な選手が多い世代と言われております。

久保選手や堂安選手のような世界で活躍するスター選手はもちろんですが、国内にも次々と注目選手が出てきております。オリンピックは若手の優秀な選手の発掘も行われる場でもあり、その点も面白いポイントです。

さらにOA枠の活用にも注目です。

日本としてはFWの大迫勇也(ブレメーン)やボランチの柴崎岳(ラコルーニャ)選手、DFの長友佑都選手など、是非招集したい魅力的な選手がいます。

また、世界に目を向ければブラジルのネイマール選手やスペインのセルヒオ・ラモス選手など、誰もが知っているトップスター選手が出場するかどうかもファンにとっては注目点でしょう。

選び抜かれた選手たちがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、想像するだけでも楽しみですね。

 

●戦術

各国により特色はありますが、招集されるメンバーにより戦術は大きく変わってくると推定します。

集まった選手、そして限られた時間の中でまとめ上がる必要があります。

そういった条件の中で、チームとしてベストなパフォーマンスを出すために、各国がどのような戦術を取ってくるかが注目です。

毎週リーグ戦で試合をする所属チームとは違い、戦術のクオリティに差が出そうなものですが、オリンピックではそういった不安が徒労に終わるような素晴らしいプレーをいつも見せてくれます。

代表をまとめ上がる監督の手腕が問われますが、各国がどのような戦術を取ってくるのかは、最大の見どころの1つですね。

 

是非注目してみて下さい。

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