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久保建英のビジャレアル移籍に海外の反応と評価は?初試合出場時期はいつかについても!

昨シーズンの活躍で一躍世界的に注目を集めるようになった東京オリンピック日本代表のエース候補最有力の久保建英(くぼたけふさ)選手/所属元レアル・マドリードの来シーズンの去就報道が過熱しています。

今回は現地誌が「期限付き移籍で合意に達したようだ」と報じるビジャレアル久保建英選手の来シーズンを考察してみたいと思います。

久保建英のビジャレアル移籍の経緯と海外の反応

マジョルカでの活躍が評価された今夏の海外の反応は移籍市場で争奪戦が繰り広げられ、久保建英選手を獲得に動いたとされるクラブを見てもお分かり頂けると思います。

セビージャ(リーグ4位、CL出場)

ビジャレアル(リーグ5位、EL出場)

レアル・ソシエダ(リーグ6位、EL出場)

グラナダ(リーグ7位)

オサスナ(リーグ10位)

セルタ・デ・ヴィーゴ(リーグ17位)

アヤックス(エールディビジ=オランダ優勝、CL出場)

パリSG(リーグ1=フランス優勝、CL出場)

セルティック(スコティッシュ・プレミアリーグ=スコットランド優勝、CL出場)

バイエルン・ミュンヘン(ブンデスリーガ=ドイツ優勝、CL出場)

リーガ・エスパニョーラの複数チーム各国リーグを優勝した名門クラブも獲得に向けての動きがあったようです。

激しい競争の中、所属元のレアル・マドリード買い取りオプション無しで、尚且つ1年間限定でののレンタルを希望していると報じられており、新しく就任したウナイ・エメリ監督が獲得を熱望しているビジャレアルが合意に応じたと伝えられています。

久保建英選手レアル・マドリードが求めていた”早期の復帰ため”スペインに残り、年間40試合前後でプレーできるチームで、欲を言えば“ヨーロッパのカップ戦に参戦権を持つクラブ”との双方の思惑が合致しているのが決め手だと思われます。

※所属元のレアル・マドリードはEU圏外枠の3人をブラジル人選手で埋まっていますが、そのうちの一人FWヴニシウス選手がEUパスポートを来年に取得できる可能性く、‘21-‘22シーズンに久保建英選手を帰還させるプランを持っているようです。

久保建英に対するビジャレアルの評価

昨シーズン(‘19-‘20)の久保建英選手はマジョルカ(19位2部降格)で36試合で4ゴール4アシストを記録しています。

数字以上に昨シーズン披露したマジョルカでのプレーそのものと将来性を高く評価されることになり、バイエルン・ミュンヘンパリSGのようなビッククラブも獲得に動いたと推測できます。

なおビジャレアルは久保建英選手の年棒(約3億1300万円)のほか保有元のレアル・マドリードにレンタル料を含めて総額およそ500万ユーロ(約6億3000万円)を支払う見通しです。

19歳の選手を1年間レンタルのみで獲得するには高額ですが、久保建英選手実力マーケットへの影響力を考えると決して高い金額ではないとビジャレアル側が評価しているのが分かると思います。

ビジャレアル・クルブ・デ・フトボル(Villarreal Club de Fútbol)

スペイン・バレンシア州カステリョン県ヴィラ=レアルに本拠地を置くクラブチームで昨シーズンはリーグ5位、カップ戦ベスト8の成績を残しています。

先月にはウナイ・エメリ監督(前アーセナル監督/プレミアリーグ)の新シーズン就任が発表されました。

1923年3月にすべてのスポーツ、特にサッカーを奨励するために設立されたビジャレアルCD初代会長は化学者のホセ・カルドゥチュ・アルメーラにより創設されました。

ビジャレアルとはスペイン語で「王の町」という意味であり、チームのエンブレムには王冠があしらわれています。

当時は「エル・マドリガル」24.890人収容をホームスタジアムとしていました。

1998-‘99シーズンに初めて1部リーグに昇格しますが18位で降格、翌年には2部で3位となり再び1部リーグに返り咲き、2012–‘13シーズンを2部で戦った以外は現在に至るまでリーガ・エルパニューラ1部に所属しています。

2000年に就任したビクトル・ムニョス監督はディフェンスラインは高く保ち、前線からのプレッシングとオフサイドトラップを駆使して、ボールを奪ったらすぐさまカウンター攻撃を仕掛けるスタイルで7位の好成績を収めました。

2003年夏にFCバルセロナからフアン・ロマン・リケルメを獲得して彼を中心としたチーム作りを推進し、UEFAインタートトカップ優勝して2003-04シーズンのUEFAカップ出場権を得ることに成功します。

シーズン途中に南米の知将マヌエル・ペジェグリーニ監督(チリ人)を招聘して欧州カップ戦へデビュー、結果的に優勝するバレンシアCF(同国対決)に準決勝で敗れたものの、初出場でベスト4となり、国内リーグでは8位と健闘しました。

2004年にはUEFAカップ出場権を確保してベスト8に進出、国内リーグを3位で終えて(元セレッソ大阪、ディエゴ・フォルランが25得点で得点王を獲得)チャンピオンズリーグ・フレーオフの出場権を獲得します。

※後列右から2番目がリケルメ選手、前列中央がフォルラン選手です。

2005年はリケルメの完全移籍での加入が決まりチャンピオンズリーグに初出場にしてベスト4まで勝ち上がる大旋風を巻き起こしまた。(エヴァートン、マンチャスターUのイングランド勢とベンフィカ/ポルトガル、インテル/イタリアの強豪を破りました)

2006年にはバルセロナを押さえてクラブ史上最高の国内リーグ2位の好成績を収め、トルコ代表のニハト選手が大活躍しました。

2008年にスペインサッカー史上初の女性監督として日本人の佐伯夕利子氏が育成部スタッフに就任してヨーロッパサッカー界に話題を呼んだ日本と縁があるクラブとなります。

同州に本拠地を置くバレンシアCFが州内における最も競争力の高いクラブで彼らとの対戦は現地でデルビー・デ・ラ・コムニタと呼ばれ日本で言われるダービーとして注目度が高い対戦となっています。

ビジャレアル近年の監督と成績は?

‘08-‘09シーズンは国内リーグ5位チャンピオンズリーグでベスト46年間のペジェグリーニ監督の集大成となりスペイン代表FWジョレンテ選手が活躍しました。

‘09-10シーズンは前バルセロナの監督のエルネスト・バルベルデ氏が指揮を執って国内リーグ7位、国内カップ/ベスト16、チャンピオンズリーグ/ベスト32となりました。

翌年はフアン・カルロス・ガリード監督が就任してイタリア代表のFW、G・ロッシ選手の活躍もあり国内リーグで4位、国内カップ戦をベスト16、チャンピオンズリーグではベスト4に進出と好成績を残しました。

‘11-‘12シーズンは財政難も相まって選手の放出、主力選手のケガなどから極度の成績不振に陥り2度の監督解任劇を起こして3人目に就任した現C大阪のミゲル・アンヘル・ロティーナ監督に最後の望みをかけますがラスト11試合で3勝5分3敗、残念ながら13シーズンぶりの降格が決定してしまいます。

2部での戦いに苦戦を強いられると2013年に入ってシーズン途中に就任したマルセリーノ・ガルシア・トラル監督に率いられたチームは、後半戦でわずか2敗という成績で2位でシーズンを終えて1年で1部復帰を達成しました。

マルセリーノ・ガルシア・トラル監督が率いた4年間は国内リーグ戦は4~6位で国内カップ戦は毎年ベスト16以上の安定したチームになります。

※現在のスタジアムはエスタディオ・デ・ラ・セラミカ25,000人収容

最終年の2016年はチャンピオンズリーグでもベスト8に進出して成功を収めたと言えるでしょう。

予算が少ないスモールクラブの成功例として引き合いに出されるクラブとなりました。

新監督ウナイ・エメリ

祖父はスペイン国王杯を2度優勝したGK叔父(GK)と父もサッカー選手の家庭環境で育ちます。

自身はレアル・ソシエダの下部組織からトップチームに昇格したのが24歳で5試合の出場にとどまり、以降は2部3部のクラブを転々とした選手でポジションはMFでした。

2004年に所属していたロルカ・デポルティーバCFの監督が更迭され、大きなケガを抱えていたエメリ白羽の矢が立ち33歳で監督に初就任してチームを5位に導き選手時代とは打って変わって優秀な監督と評価されることになります。

翌年はアルメニアを1部昇格に導き2部リーグ最優秀監督に選ばれました。

 

2008年36歳でバレンシアCF史上最年少の監督となりリーグ6位でヨーロッパリーグ出場権を獲得します。

2年目はリーグ3位まで引き上げ2シーズンぶりにチャンピオンズリーグ出場権を取り戻しました。

この時活躍していたのがD・シルバ(マンチェスターC)やヴィセル神戸でプレーしたダビド・ビジャです。

翌年も安定した采配でクラブ史上初めて3シーズン連続でチャンピオンズリーグ出場権を獲得した監督となりした。

2013年1月シーズン途中でにセビージャFCの監督に就任し1年半でヨーロッパリーグを連覇します。

翌年も優勝を勝ち取りUEFA史上初となる3連覇の偉業を成し遂げました。

その後はパリSGアーセナルといったビッククラブの監督に就任しますが、クラブが期待していた結果を残すことは出来ず、選手との軋轢を噂されたまま解任されてしまいました。

筆者のイメージは各試合ごとに対戦相手を分析して対応策を講じますが、選手との価値観の相違や個人能力よりも堅実で組織的な戦術を優先する傾向が感じられます。

トップ下に選手を置くシステムを好んでいるようですが、基本的に堅守がチーム基盤となるために、昨シーズンのマジョルカと似たような戦術を採る可能性が高いと思われます。

ネイマール(パリSG/ブラジル代表)エジル(アーセナル/ドイツ代表)など攻撃では一人で試合を決めてしまう希有な選手を組織的な戦術に適応させることができず、選手の才能を最大限に発揮させることよりもチームの約束事に選手を当てはめるタイプに監督と感じます。

逆に自身をチーム戦術に適応させたマタ(バレンシア時代/現マンチェスターU)、バネガ(バレンシア、セビージャ時代/現アルシャバブ)、エンゾンジ(セビージャ時代/現レンヌ)はエメリ監督の元、大きく成長してステップアップした選手と言えるでしょう。

久保建英のビジャレアルでの初試合出場時期はいつ?

昨シーズン5位のメンバーが中心の新シーズンと予想できますが、クラブ生え抜きのレジェンド、MFカソルラが移籍したことと、何より監督が交代したことにより戦術は大きく変わる可能性があります。

FWには得点力が高いG・モレノ経験豊富なパコ・アルカセル、カルロス・バッカ

MFには監督と旧知の仲のイボーラ、アンダー世代のスペイン代表でクラブ下部組織育ちのゴメス右サイドが主戦場で左利きドリブラーのチュクウェゼ、カメルーン代表の守備的なアンギサ

DF経験豊富なアルビオル将来を期待されるレフティーのパウ・トーレス攻撃的な右サイドDFペニャバルセロナの下部組織出身のキンティージャ

GKにはアセンホと昨シーズンの主力選手は実力十分だと思います。

マジョルカへのレンタル移籍はリーガ未経験からのスタートで定位置を確保するのに苦戦しましたが、ビジャレアルは1年限定で高額を支払ってでも獲得した久保建英選手を監督のエメリもスターティングメンバーとして戦術を考えている可能性が非常に高いと思われます。

昨シーズンのメンバー久保建英選手の特徴エメリ監督の戦術的傾向を考えて予想すると4-2-3-1もしくは4-3-1-2システムの採用で久保建英選手はトップ下での出場が能力を最大限に発揮できるポジションだと思います。

2列目の両サイド、もしくは2トップの一角としても出場は可能で面白いオプションでもあります。

 

’20-‘21シーズンリーガ・エスパニョーラ開幕は現時点で9月12日の予定です。

通常、1ヶ月間のシーズンへ向けたキャンプは昨シーズンの遅れからオフ期間が十分に確保できずにコンディション面の不安が有りますが8月末頃からはプレシーズンマッチが組まれると思われます。

ケガなど、コンディション調整の遅れが無ければ最初のゲームから久保建英選手はスターティングメンバーとして起用されると予想しています。

ビジャレアルのメンバーとして9月12日の開幕戦に先発メンバーとして登場する姿を今から楽しみにしています。

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