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東京オリンピックサッカー女子の日本代表メンバー(なでしこジャパン) 候補は?注目選手についても!

サッカー女子サッカー日本代表“なでしこジャパン”はFIFAワールドカップ2011ドイツ大会で初優勝して世界一に輝きました。

10年後の2021年に自国で開催される東京オリンピックへ出場する女子サッカー日本代表候補いったいどのようなメンバーなのでしょうか?

今回は東京オリンピックサッカー女子(なでしこジャパン)の日本代表候補や注目選手、さらに選手選考の考え方も推測しながら“なでしこジャパン”を紹介します!

東京オリンピックサッカー女子の日本代表メンバー(なでしこジャパン)選出の考え方

2011年のドイツWカップで優勝、2012年ロンドン五輪では準優勝と十年前は世界の女子サッカーを牽引する存在だった“なでしこジャパン”は当時、テッキタカと呼ばれて世界最優秀選手メッシを擁してパスサッカーで世界中を魅了していたFCバルセロナの女子版チームだと世界中から賞賛を受けました。

日本国内で東日本大震災の未曾有の災害を受けた国民に、夢と希望を示したいとチーム一丸となって実直に戦ったチームの姿に感動を覚えたのは筆者だけではないはずです。

“なでしこジャパン”はチームとして国民栄誉賞を受賞して、当時のキャプテンであり女子日本代表最多出場(205試合)、最多得点(83ゴール)を記録している澤穂希(さわほまれ)選手バロンドール(世界最優秀選手)を獲得しました。

 

 

2008年の北京オリンピックでベスト4に進出して以来、‘11Wカップ/優勝、‘12ロンドン五輪/準優勝、‘15カナダWカップ/準優勝と世界のトップに位置した“なでしこジャパン”も世代交代と世界のサッカー戦術の変化の影響を受けて‘16リオ五輪はアジア予選で敗れて出場を逃す結果となりました。

女子サッカー日本代表を世界トップ水準まで引き上げた佐々木則夫(ささきのりお)監督が辞任した後に、選手としても日本の女子サッカーを牽引(日本代表79試合出場、公式戦226試合出場/引退当時2004年時点の歴代最多出場)してきて、当時U-20女子日本代表監督を務めていた高倉麻子(たかくらあさこ)氏が女性としては史上初めて日本代表の監督に就任した。

 

 

就任当時AFC(アジア)女子年間最優秀監督を4年連続で受賞して女子日本代表のアンダーカテゴリーを歴任してきた高倉麻子監督は世代交代を進めながら世界のトップに再び立つ難しいミッションにチャレンジすることになります。

女子サッカーは1991年に中国で開催された世界選手権が初の世界大会でオリンピック競技としては1996年のアトランタ大会から種目に取り入れられ、男子サッカーの歴史に比べると、まだ歴史が浅い競技とも考えられます。

創世記の女子サッカーはパワーが物をいう大味な球技だったと記憶しています。

中国やアメリカのフィジカル的に優れた選手を擁するチームが勝利する構図と感じていました。

技術的に優れた日本チームも身体的な能力差を凌駕できずにいましたが、女子サッカーも戦術的な戦い方が浸透してきた2000年以降から徐々にチームを成熟させて世界サッカーの潮流と日本人の特徴が最大限に発揮されるショートパスを主体に技術を活かしてゲームをコントロールするスタイルが合致して、2010年頃には世界のトップに位置するチームとなりました。

 

 

現在サッカーは当時、世界中が魅了されたショートパスを主体にボール保持率を高めて相手を圧倒するスタイルへの攻略戦術が浸透して、相手ボールの時点から攻撃を意識したプレシング戦術でタイトルを獲得するチームが増えています。

プレシングでは連動したポジショニングで相手選手の選択肢を制限して、狙いを定めた状況でボール奪取をすることがポイントとなります。

前記の連動したポジショニングは日本人の得意分野ではありますが、ボール奪取の場面ではインターセプト(パスを途中でカット)が理想的ですが、相手選手にパスが通った後にボールを奪う場面ではフィジカル的に優れた選手に優位性があるのは否めません。

前線から相手選手のプレーを制限する為に行うプレシング段階でも、大きくてスピードが有り、連続的にボールを追いかけられる走力を持った選手が優位性を発揮できます。

近代サッカーは技術的に優れた選手がフィジカル的にも優位に立つことで戦術的な貢献度を上げチームを勝利に導く役割を担う存在になっています。

前回の2018年ロシアWカップ(男子)ではフランス代表が優勝、女子では2019年フランスWカップで優勝したアメリカ、ベスト4に残ったオランダイングランドスウェーデンは技術にプラスして戦術的な連動とフィジカルに優れたチームだと分析できます。

 

 

身体的な部分では”なでしこジャパン”が優位性を発揮するのは難しいと思われます。

世界の強豪相手に互角以上の戦いをするには、日本人の特性を最大限に発揮して互いを補完できるメンバーを融合して相乗効果を発揮することだと筆者は考えています。

”なでしこジャパン”のメンバー選考はチームとして連動した戦術に適応するインテリジェンスと強豪国に対抗するフィジカル的な要素が一つの基準となりそうです。

技術的に優れ連動しながら自身のストロングポイントを発揮できる選手、世界大会の大舞台でもゲームの流れを読み冷静な判断でゲームをコントロールできる経験戦術眼などが選出の要素になると考えられます。

東京オリンピックサッカー女子の日本代表メンバー(なでしこジャパン)候補

登録メンバー18名の狭き門に挑戦する候補選手を予想しました。

 

GK:

池田咲紀子(浦和)29歳

山下杏也加(日テレ)26歳

平尾知佳(新潟)25歳

DF:

鮫島彩(INAC神戸)34歳

宇津木瑠美(シアトル・レインFC=アメリカ)33歳

熊谷紗希(リヨン=フランス)31歳

松原有沙(ノジマ神奈川相模原)26歳

三宅史織(INAC神戸)26歳

土光真代(日テレ)25歳

清水梨紗(日テレ)25歳

北川ひかる(新潟)24歳

市瀬奈々(マイナビ仙台)24歳

宮川麻都(日テレ)23歳

南萌華(浦和)23歳

MF:

坂口夢穂(日テレ)34歳

中島依美(INAC神戸)31歳

猶本光(浦和)25歳

籾木結花(日テレ)25歳

長谷川唯(日テレ)24歳

杉田妃和(INAC神戸)24歳

三浦成美(日テレ)24歳

遠藤純(日テレ)21歳

FW:

菅沢優衣香(浦和)31歳

岩渕真奈(INAC神戸)28歳

横山久美(AC長野)28歳

田中美南(INAC神戸)27歳

上野真実(愛媛)25歳

池尻茉由(マイナビ仙台)25歳

小林里歌子(日テレ)24歳

植木理子(日テレ)22歳

宝田沙織(セレッソ大阪)22歳

※年齢は2021年誕生日、時点の歳を記載しています

 

東京オリンピックサッカー女子の日本代表メンバー(なでしこジャパン)の注目選手

DF熊谷紗希 31歳(オリンピック・リヨン/フランス)

高倉監督就任後にキャプテンを託され、世代交代後の“なでしこジャパン”の中心選手。

2011年からは活躍の場を欧州に移して、昨シーズンのヨーロッパチャンピオン、オリンピックリヨンでもレギュラーとして活躍しています。

決勝戦でも見事なミドルシュートを決めました。

※熊谷紗希選手の活躍に興味がある方はこちらをご覧ください

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MF猶本光 25歳(浦和レッズレディース)

福岡県小郡出身の猶本選手はお兄さんの影響でサッカーを始めたそうです。

2010年トリニダード・トバコU-17女子ワールドカップで準優勝した代表チームで全6試合に出場して2得点を挙げる活躍で注目を集めました。

筑波大学進学時に浦和レッズレディースに移籍して2014年に“なでしこジャパン”に初招集されます。

2016年に大学を卒業して2018年には大学院で修士課程を修了しているそうです。

大学院修了後の6月からはSCフライブルク(ドイツ・ブンデスリーガ)に移籍してヨーロパの舞台にチャレンジの場を移しました。

2020年からは古巣の浦和レッズレディースに復帰して東京オリンピックでの活躍を目指します。

 

MF杉田妃和 24歳(INAC神戸レオネッサ)

福岡県で小学2年生からサッカーを始めた杉田選手は中学時代までは地元チームで男子選手に交じってプレーをしていたようです。

男子との体格差を埋める為、この時期から相手選手のマークを外してパスを受けるポジショニングやテクニックに磨きをかけていたことが現在のプレースタイルに繋がっているのでしょう。

中学卒業後は親元を離れて女子サッカーの名門校、藤枝順心高校(静岡県)に進学してアンダーカテゴリーの日本代表に選出される成長を見せました。

2回目の出場となった2014年コスタリカU-17女子ワールドカップでは高倉監督からキャプテンを任されて6得点を記録して2大会連続優勝の立役者となりMVPにも選出されました。

2016年パプアニューギニアU-20女子ワールドカップでも日本代表の大会3位に貢献して最優秀選手に選出された逸材です。

‘なでしこジャパン’を世界一に導いた日本女子サッカー界のレジェンド澤穂希選手を彷彿とさせる、ボランチでゲームをコントロールして前線に飛び出して得点にも絡むプレーが魅力で東京オリンピックではキーマンとなる可能性が高いと予想しています。

 

FW岩渕真奈 28歳(INAC神戸レオネッサ)

幼稚園世代からボールを蹴って遊んでいた真奈選手は兄の良太選手(藤枝MYFC)が所属していた関前SCで本格的にサッカーに取り組むようになりました。

中学進学時に日テレ・メニーナに入団して14歳時にトップチームのベレーザで、なでしこリーグデビューを果たしました。

2008年ニュージーランドU-17ワールドカップでは日本代表は準々決勝で敗退しましたが岩渕選手は大会最優秀選手に選出されます。

世界一に輝いた2011ドイツ女子ワールドカップにはチーム最年少18歳で参加して決勝戦のアメリカ戦には途中出場を果たし、現チームでは数少ない世界王者を経験した選手となっています。

2018年ヨルダン女子アジアカップでも全5試合に出場して2得点を記録、日本代表の大会2連覇に貢献してMVPに選出されました。

小柄ながらスピードとテクニックを駆使したドリブルが持ち味で、ゴール前に侵入して得点に絡むプレーが期待されるプレイヤーです。

 

終わりに

オリンピック終了後の2021年の秋からは女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ」の設立が決定して、自国で開催される東京オリンピックは女子サッカー史上もっとも大きな意味を持つ大会になるでしょう。

ちょうど10年前に世界を制した”なでしこジャパン”は世界のサッカーの変化と共に苦しい時期を経験しました。

フィジカル的な要素が必要な戦術の進化と日本人選手の特徴は合致しているとは言えませんが、体格やパワーに屈することなく技術と連動性を組み合わせた日本人の特徴に合った戦術を成熟させて再び世界の頂点に立ってもらいたいと思います。

世界的にも急速に発展してきている女子サッカーの先駆者として”なでしこジャパン”は東京オリンピックでもメダルを獲得できるか?

日本女子サッカーの分岐点となる大会となりそうです。

※東京オリンピックに出場する代表チーム、注目選手に興味がある方はこちらをご覧ください

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