パラリンピックに陸上競技で出場する美人アスリート、中西麻耶(なかにしまや)選手に注目したいと思います。
この記事では中西選手のプロフィールと経歴、コーチや事故、結婚や夫(旦那)、子供や家族(父親,母親,兄弟)、走り幅跳びの実力について紹介していきたいと思います。
目次
中西麻耶のプロフィールと経歴
この投稿をInstagramで見る
それでは中西麻耶選手のプロフィールを見ていきましょう!
- 選手名:中西麻耶(なかにしまや)
- 生年月日:1985年6月3日
- 年齢:35歳
- 身長:160㎝
- 体重:調査中
- 血液型:調査中
- 出身地:大分県由布市
- 競技種目:陸上競技
- 所属:阪急交通社
続いて経歴を見ていきたいと思います。
中西選手は高校時代にソフトテニスの選手としてインターハイに出場するほどの選手でしたが、2006年に仕事中の事故により右下の膝から下を切断します。ですが、義足でのソフトテニスは身体を思うように使えないから、と断念します。
その後、陸上競技に転向し、2007年に義肢装具士の臼井二美男さんと出会い、その年のジャパンパラリンピック陸上競技大会で、100m走・200m走で日本記録を樹立します。そして2008年の北京パラリンピック、2012年のロンドンパラリンピックに出場します。
一度引退しますが2013年に復帰し2016年のリオデジャネイロパラリンピックに出場します。さらに2018年、2019年の国際大会などの試合で優勝を重ねたため、東京パラリンピックに内定しました。
中西麻耶のコーチは?
中西麻耶選手のコーチについて見ていきたいと思います。
現在の中西選手のコーチは荒川大輔(あらかわだいすけ)コーチです。
この投稿をInstagramで見る
荒川コーチは過去に陸上世界選手権に日本代表として、2度出場した走り幅跳びの元トップアスリートです。現在大阪に拠点を置いている荒川コーチですが、中西選手と練習をする時は、荒川コーチが中西選手の地元、大分に来て練習をしています。
荒川コーチとの出会いで中西選手はたくさんの変化がありました。その中でも大きいのを2つ紹介したいと思います。1つは練習内容です。今までたくさんの方たちに指導してもらっていた中西選手ですがその方たちに指摘されていたのは、”義足”に取らわれた指導が多かったんです。
義足の反発が悪かったとか、義足重視の練習や義足中心の評価で中西選手自身への指導ではなかったそうです。その点、荒川コーチは義足にとらわれず幅跳び選手らしい普通の指導をしてくれるそうです。
助走や踏みきり、フォームといった指導して欲しい、自分では理解できない専門的なところを客観的に指摘して、教えてくれる荒川コーチだからこそ、大会で金メダルを獲得することが出来たのかもしれませんね。
続いて2つ目は、義足を変えたことです。荒川コーチと出会い、荒川コーチの提案で義足を変えました。義足の形とカテゴリー(硬さ)です。それは中西選手にとって「自分の足ではなくなる」というほど重要な事なんです。それはいままでと走り方や跳び方が変わってしまうという事です。今までやってきたことを一からやり直さなければならないとなると、相当な努力が必要です。
それでも信頼している荒川コーチの勧めで、より”足”に近い感覚の義足でプレーすることができるようになりました。これが中西選手がメダルを獲得できた理由なのかもしれませんよね。
この投稿をInstagramで見る
中西選手の義足を作っているのは臼井二美男さんです。彼との出会いで中西選手の人生は変わります。臼井さんはたくさんのスポーツ義足を作ってきた方です。
そんな臼井さんとの中西選手の出会いは2007年です。臼井さんの義足を使っていたからこそ好記録を出すことが出来ました。荒川コーチが中西選手の義足を変えることを提案した後に、大会などで優勝を重ねることが出来たのも臼井さんの一流の義足のおかげといっても過言ではないですよね。
過去には中西選手は、アメリカのアル・ジョイナー氏(ロサンゼルスオリンピック三段跳び金メダリスト)に、2008年の北京パラリンピック後から2012年までの4年間の間、オリンピック・トレーニング・センター(OTC)で指導を受けていました。
中西選手はアル・ジョイナー氏に、義足を付けた選手というより、普通の選手として技術面を教えてもらえたことが、大事な事だったようです。それは、アル・ジョイナー氏の指導方法と荒川コーチの指導方法が似ているからです。
義足にとらわれず技術面を教えてくれるという面で、どういう風に悪い部分を修正していけばいいか、中西選手の跳び方の課題など中西選手に合った練習方法をしてくれたコーチだったんです。
荒川コーチと練習するようになって、アル・ジョイナー氏に練習を見てもらっていた時に戻った感じがある…と話していた中西選手、荒川コーチとの練習が中西選手には合っているのかもしれませんね。中西選手に合った練習をしてくれる荒川コーチだからこそ、中西選手が好成績を残している事間違いなしですね!
中西麻耶の事故とは?
中西麻耶選手の事故について書いていきたいと思います。
中西選手は生まれつき右足が無かった、というわけではないんです。高校時代にはソフトテニスの名門校、明豊高校でインターハイなどにも出場するほどの選手でした。高校後もソフトテニスを続けるため、地元・大分で仕事をしながら2008年の大分国体に向けて練習に励んでいました。
2006年の9月、いつも通り仕事をしていると作業中に重さ5トンの鉄骨が倒れ、中西選手の足に直撃します。この事故により中西選手の足は潰れてしまいますが、温存療法といって完全に元の状態には戻らないまでも足を切断しない方法もありました。
ですが、中西選手はスポーツを続けたい!国体に出たい!と切断を決意します。その後リハビリで取り組んでいた陸上競技で成績を残します。そして義足のままでは今までのようにソフトテニスは続けられない…とソフトテニスは断念、陸上競技に転向します。
試合に出たい!とまだ21歳の時に足を切断する、という選択を選べる中西選手の情熱というか、試合に対する思いがすごいなと思ってしまいますね。そんなすごいメンタルを持った中西選手だからこそ、3度目のパラリンピック出場を決めることが出来たのかもしれませんね。
中西麻耶の結婚の夫旦那や子供は?
中西麻耶選手が結婚しているのか、夫や子供がいるのか気になる人も多いはず!
はたして中西選手は結婚しているんでしょうか。現在結婚はしていないみたいでした。ですが、「娘がいる」というのをよく見ますよね。どういう事なんでしょうか。実際は…
この投稿をInstagramで見る
愛犬の事を子供(娘)と表現しているからなんですね。結婚していないのに子供がいるの?と驚いた人も多いと思いますが、愛犬をとっても可愛がっているみたいです。中西選手のTwitterにも愛犬の可愛い写真がたくさん投稿されていますよ!
日が暮れるのが早くなったので早めに散歩に行きたいのだが…
まだお眠りになりたいらしい🐕🦺
明日は練習行くのに家を5:30には出たいのですが…ちゃんと朝起きてくれるのかしらw pic.twitter.com/6yUkBWGbji
— Maya Nakanishi/中西麻耶 (@MayaNakanishi) December 1, 2020
ぜひ皆さんも中西選手のTwitterを見てみてください!
中西麻耶の家族(父親,母親,兄弟姉妹)
中西麻耶選手の家族について見ていきたいと思います。
中西選手は大阪で生まれますが、大分県で育ちます。父親・母親・兄・妹の5人家族だそうです。中西選手が8歳の時に父親が脱サラして、シイタケ栽培を始めたそうです。中西さんは長女です。中西さんのお兄さんはお医者さんだそうです。中西さんのケガをきっかけに医師を目指したと言うから兄弟妹仲が良いんですね!
続いて妹さんですが、息子さんがいらっしゃるみたいです。子供が好きな中西選手は甥っ子君をとても可愛がっているみたいです。
この投稿をInstagramで見る
きっと結婚した子供をとても可愛がる良いお母さんになりそうですよね。
中西麻耶(パラ)の走幅跳の実力
中西麻耶選手の実力を見ていきたいと思います。
『主な戦績』
2008年 | 北京パラリンピック 100m 6位・200m4位 |
---|---|
2012年 | ロンドンパラリンピック |
2016年 | リオデジャネイロパラリンピック 走り幅跳び 4位 |
2017年 | 世界パラ陸上ロンドン2017 走り幅跳び 銅メダル獲得 |
2018年 | アジアパラ大会2018 走り幅跳び 金メダル獲得 |
2019年 | 世界パラ陸上ドバイ2019 走り幅跳び 金メダル獲得 |
この投稿をInstagramで見る
2019年は、不調と言われていた中西選手ですが、強いメンタルで世界陸上で金メダルを獲得します。中西選手のコーチである荒川コーチも「心がほんと、強いよなぁ」とつぶやくほど、どんなに劣勢でも最後まで諦めず、最後のジャンプで記録を出し金メダル獲得しました。
日本のパラリンピック走り幅跳びの女王といっても過言ではないのかもしれませんよね。
直近の世界大会でこれだけの好成績を収めているので、東京オリンピックでの活躍も期待できますね。
終わりに
今回は中西麻耶選手について注目しました。その容姿のかっこよさ、可愛さ、そして驚くほどの行動力から称賛の声も多い一方で、過去に遠征費を稼ぐために写真集を出したことなどで、批判もされる一面もあります。
しかしながら、誰よりも競技に真剣に向き合いで努力しているのも事実です。
是非、2021年の東京パラリンピックでは悲願の金メダルに輝いて欲しいですね!