還暦間近でありながら2021年開催の東京パラリンピックの柔道の日本代表を勝ち取った選手がいます。
それが松本義和(まつもとよしかず)選手です。
今回はパラ柔道の松本義和(まつもとよしかず)選手の経歴や学歴(出身中学・高校・大学)、さらに結婚情報(妻,嫁,子供)などプロフィールついてご紹介します。
目次
松本義和(パラ柔道)のwikiプロフィールと経歴
まずは、松本義和選手のプロフィールから見ていきたいと思います。
きょうの【アスリート×ことば】は…。#松本義和「50代の今が一番強い」#パラ柔道 #コトバのチカラ https://t.co/PJIw9awKC0
— NHKニュース (@nhk_news) November 21, 2020
- 選手名:松本義和(まつもとよしかず)
- 年齢:58歳(2020年12月現在)
- 生年月日:1962年6月30日
- 身長:186cm
- 体重:100㎏
- 出生地:大阪府大阪市
- 東京パラリンピック出場種目:柔道100kg級
- 所属:アイワ松本治療院
続いて、経歴を見ていきましょう!
松本選手は高校生の頃から視力が低下し始め、20歳の時には全盲になってしまいます。全盲になってしまった時は、「もう生きていけない…」としばらくふさぎ込んだみたいですが、柔道と出会いで人生が変わります。視力は無くとも技は身体で覚え、2000年の38歳の時にシドニーパラリンピックに出場し見事に銅メダルを獲得します。
シドニーパラリンピックに出場,その4年後のアテネパラリンピックでは、日本選手団の旗手を務めます。その後は、若手が出てきたこともあり、3大会連続でパラリンピックの代表枠から外れます。
しかしながら、2019年のIBSA柔道アジアオセアニア選手権大会で100㎏級で銀メダルを獲得するなど、近年も活躍が見られたことから、17年ぶりにパラリンピックの代表に選ばれます。
松本義和の結婚(嫁,妻)や子供について

松本義和選手の結婚(嫁、妻)や子供の事について見ていきましょう。
松本選手は妻と子供2人(長女、長男)4人家族です。
2004年の42歳の時に結婚します。
その年に第1子である長女が生まれ、その2年後に第2子である長男が生まれます。
インタビューの中で松本選手は子供達には普通の家族としてしてあげれなかったことがたくさんあると話しております。
キャッチボールもしてあげれない…と子どもたちとの接し方にも目が見えないもどかしさが伝わってきますね。
一方、松本選手はパラリンピックのメダリストですが、実は子どもたちは、父親である松本選手がパラリンピックに出場したことを見ていません!
なのでいくら松本選手が出場したと言っても本気にしていないみたいです。もしかしたら笑うところなのかもしれません。
そんな子供たちに頑張っている姿を見せたくて、松本選手は東京パラリンピックに出場して、メダルを取りたいという思いがあるようです。
お子さんも、この年齢で松本義和選手選手がパラリンピックに出場したとすればきっとすごく誇らしく思うでしょうね。
松本義和の学歴(出身中学,高校,大学)

それでは松本義和選手の学歴(出身中学,高校,大学)について見ていきたいと思います。
出身地は大阪市ですが、学歴についてはあまり情報は多くありませんでした。
出身中学は公表されておりませんでした。
続いては出身高校は出身高校名は出てきませんでしたが、松本選手は高校時代は軟式テニス部だったようです。
ちょうど高校生の時に緑内障と診断され、そこから視力が低下していきます。
出身大学は「大阪府立大阪南視覚支援学校」です。
この学校は幼稚部から専修部という小学校に入る前の子から高校を卒業し、資格取得のために通える成人の方の目が見えにくい・見えない人・将来見えにくくなる可能性のある人に対して一人一人の障害に応じて自立や社会参加を支援する教育をしている学校です。
松本選手はこの学校の専修部(高等部専攻科)に通っていたと思われます。
緑内障により20歳の時に全盲になってしまう松本選手は自分の将来を見越して、大阪府立大阪南視覚支援学校で学業を積むことを決意したのですね。
柔道を始めたのは大阪府立大阪南視覚支援学校に通っている時で、筋力がないからつけたいという理由で始めました。
ここから松本義和選手の柔道家としての人生が始まったのですね。
松本義和はアイワ松本治療院の院長?
アイワ松本治療院です。名前を本名に戻しました。これからもよろしくです。
— 松本義和 (@matsu3cery) March 22, 2014
松本義和選手を調べると、『アイワ松本治療院』というワードが出てきます。どういう事なんでしょうか?
なんと松本選手は2012年から大阪で『アイワ松本治療院』を開設していたんです。それまでも「はりマッサージ治療院」をしていましたが、廃業し『アイワ松本治療院』を経営します。
全盲の松本選手ですが、自分で鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格を持っている為、院長である松本選手が施術をしております。
目が見えなくても国家資格や施術が出来ることが凄いですよね。
並々ならぬ努力があったと思います。
加えてアスリートとしても活躍しているので、バイタリティ(生命力,活気,エネルギー)溢れる方だと感じます。
松本義和の競技種目と実力
【58歳の底力!】
あす(21日)の #おはスポ 🌞
全盲の柔道家・松本義和選手に注目!100キロ級で#東京パラリンピック の内定をつかんだ58歳 。
体格を生かした
パワー柔道が持ち味です。4大会ぶりの代表の座。
原動力は、息子への思いでした。6時台スポーツコーナーで放送予定です! pic.twitter.com/pkcVS95fEi
— NHK おはよう日本 公式 (@nhk_ohayou) October 20, 2020
それでは松本義和選手の競技種目と実力について見ていきましょう!
松本選手の東京パラリンピックの出場種目は柔道の100kg級です。
パラリンピックの柔道は他の競技と違って障害ごとにクラス分けがされておらず、オリンピックと同様に男女別・体重別の階級制になっています。
ルールもオリンピックと同じですが、試合の始め方が違います。オリンピックは向かい合った状態から始めますが、パラリンピックの場合は組み合った状態、つまりいきなり技の掛け合いから始まります。
一瞬で勝敗が決まってしまうかもしれないパラリンピックの試合、そんな競技でしかも最重量の100㎏級に出場する松本選手の実力はどうなんでしょうか。
■主な成績
2000年 | シドニーパラリンピック 男子100㎏級 銅メダル |
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2004年 | アテネパラリンピック 出場 (選手団旗手を務める) |
2018年 | アジアパラジャカルタ大会 男子100㎏級 銅メダル |
2019年 | アジア・オセアニア選手権 男子100㎏級 銀メダル |
2000年と2004年にパラリンピックに出場しており、2000年のシドニーでは銅メダルという好成績を収めております。
そんな松本選手ですが、前述の通り、若手の台頭もあり長らくパラリンピックの代表から退いておりました。
それでも諦めない松本選手は、努力を重ね2018年にジャカルタで行われた試合で銅メダルを獲得すると、2019年にオセアニアで行われた選手権で見事、銀メダルを獲得します。
近年の功績が認められ、3大会ぶりにパラリンピックに内定します。
50代を過ぎてこの強さには多くの方が驚かされております。
若手の選手が現れれば引退することの多いアスリートの世界で、これは偉業と言えます。
さらに本人は2020年11月の取材で今が一番強いと話しているため、東京パラリンピックには期待せずにはいられないですね。
終わりに
いよいよ還暦を迎えようという松本義和選手が東京パラリンピックに出場するというのは多くの方に勇気を与えると思います。
実際国際大会でも上位入賞しておりますので、実力的にも世界と渡り合えます。
是非とも松本義和選手の試合に注目しましょう!