セーリング

東京オリンピック セーリング|日程・会場・競技ルール・歴史・見どころ

東京オリンピックの正式種目でもあるセーリングは最も歴史の古い競技の1つですが、細かいルールまでご存じない方も多いのではないでしょうか?

また、セーリング競技には色々な種類があり、日本が得意な種目もあるのをご存じですか?

今回は東京オリンピックのセーリングをより楽しんで観戦いただけるように、セーリングの日程や会場、競技ルールや歴史、さらに見どころについて解説致します。

東京オリンピック セーリングの日程

2021年開催の東京オリンピックのセーリングの日程は7月25日(日)~8月4日(水)です。

詳細は下記の通りです。

男子・女子RS:X級(7/25-31)

7月25日(日)予選
12:00-18:00
7月26日(月)
7月28日(水)
7月29日(木)
7月31日(土)メダルレース,表彰式
12:00-18:00

 

男子レーザー級・女子レーザーラジアル級(7/25-8/1)

7月25日(日)予選
12:00-18:00
7月26日(月)
7月27日(火)
7月29日(木)
7月30日(金)
8月1日(日)メダルレース,表彰式
12:00-18:00

 

男子フィン級(7/27-8/3)

7月27日(火)予選
12:00-18:00
7月28日(水)
7月29日(木)
7月31日(土)
8月1日(日)
8月3日(火)メダルレース,表彰式
14:30-16:55

 

男子・女子470級(7/28-8/4)

7月28日(水)予選
12:00-18:00
7月29日(木)
7月30日(金)
8月1日(日)
8月2日(月)
8月4日(水)メダルレース,表彰式
14:30-16:55

 

男子49er級・女子49erFX級(7/27-8/2)

7月27日(火)予選
12:00-18:00
7月28日(水)
7月30日(金)
7月31日(土)
8月2日(月)メダルレース,表彰式
14:30-16:55

 

混合フォイリングナクラ17級(7/28-8/3)

7月28日(水)予選
12:00-18:00
7月29日(木)
7月31日(土)
8月1日(日)
8月3日(火)メダルレース,表彰式
14:30-16:55

 

東京オリンピック セーリングの会場

東京オリンピックセーリングの会場は江の島ヨットハーバーです。

 

江の島ヨットハーバー

所在地:神奈川県藤沢市江の島1丁目12−2

主なアクセス方法:

  • 小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」下車後→徒歩
  • 江ノ島電鉄「江ノ島駅」下車後→徒歩
  • 湘南モノレール「湘南江の島駅」下車後→徒歩

下記が注意事項です。

※公共交通機関の利用推奨

※駅から会場までの所要時間は現在検討中(ルートが決まると自ずと出てきそうです。)

※駅は追加・変更の可能性有

※アクセシブルルート(段差の少ない車いす方などでもスムーズにアクセスできる道)は「片瀬江ノ島駅」の利用を想定

 

収容人数(キャパシティ):3,600人

 

日本最大級のヨットハーバーです。

1964年の東京オリンピックの会場として設立された歴史の深い会場です。

3階建ての立派なクラブハウスや500代駐車可能な駐車場なども備えております。

ヨット好きの方には最高の場所ですね。

また、ヨットだけでなく、2000GT(総トン数)の観光船なども発着できることからもとても大きいハーバーであることが伺えます。

2021年の東京オリンピックの会場としてふさわしい会場と言えるでしょう。

 

東京オリンピック セーリングの競技ルール

東京オリンピックのセーリングの競技ルールを見ていきましょう。

セーリングには色々な種類がありますが、大まかなルールはすべて同じで艇(船)の種類によって競技が分けられております。

具体的な艇の種類は下記の通りです。

 

■艇の種類

RSX級(男子/女子)1人乗り
レーザー級(男子のみ)
レーザーラジアル級(女子のみ)
1人乗り
フィン級(男子のみ)1人乗り
470級(男子/女子)2人乗り
49er級(男子のみ)
49erFX級(女子のみ)
2人乗り
フォイリングナクラ級(男女混合のみ)2人乗り

※艇のサイズが小さい順番に並べております。同じ欄に入っているものは艇のサイズが同じです。(レーザー級とレーザーラジアル級など)

 

全ての種目において、レースは一発勝負ではなく、決められた回数のレースをして、高成績の選手が勝利となります。

得点は順位によりつけられ、上位ほど点数が小さく、高成績となります。

最終的な順位を決める方法下記の通りです。

 

■最終的な順位を決める方法

  • レーザー級(男子のみ)
  • レーザーラジアル級(女子のみ)
  • フィン級(男子のみ)
  • 470級(男子/女子)

→全11レースで10レース目で通算成績上位の10艇が決勝の最終レースに進む

  • RSX級(男子/女子)
  • 49er級(男子のみ)
  • 49erFX級(女子のみ)
  • フォイリングナクラ級(男女混合のみ)

→全13レースで、12レース目での通算成績上位の10艇が決勝の最終レースに進む

 

具体的なレースとしては、スタートラインからスタートしてブイと呼ばれる浮きを指定の順番・回数を回り、ゴールラインまでの着順を競います。

スタートが特徴的で、スタートの合図は5分前にアナウンスされ、その5分後にスタートとなります。

その間にスタートラインを越えてはなりません。

こういったスタートの性質上、スタートの前に良い位置を取るための陣取り合戦が始まっております。

また、失格(反則)については過度な衝突はもちろん、進路妨害も失格になります。非常に進路に対してシビアな競技なので、そういったことも起こり得ます。

 

その他の艇の特徴については、下記の通りよく似た艇ごとに分けてご説明します。

  • RSX級

一人乗りで、いわゆるウィンドサーフィンの一種で、サーフィンボードのように軽いのが特徴です。

最も小さい艇の種目ですが、速度は全種目で最高クラスで、時速50kmにもなります。

 

  • レーザー級(男子のみ)
  • レーザーラジアル級(女子のみ)
  • フィン級(男子のみ)

全て一人乗りで、レーザー級とレーザーラジアル級は艇は同じで、女子用のレーザーラジアルの方が帆が小さいです。(女性の力でもコントロールしやすいように。)いわゆる小型のヨットとして知られております。

一方のフィン級も一人乗りで、基本的に艇の性質は同じですが、艇の大きさと重量が増し、波風に強い艇となります。

適正体重もレーザー級(レーザーラジアル級)よりも重めになります。

 

  • 470級(男子/女子)
  • 49er級(男子のみ)
  • 49erFX級(女子のみ)

全て2人乗りで、メインセイル(メインの帆)と進路をコントロールするスキッパーと、それ以外の帆や重心をコントロールするクルーにポジションが分かれます。

470級は適正体重の合計が小さいため、欧米人に比べて小柄な日本人が戦いやすい種目と言われております。(日本では「ヨンナナマル」と呼ばれております。)

一方、49er級(男子のみ)と49erFX級(女子のみ)の艇は同じで、帆のサイズが女子用の方が小さくなっております。(女性の力でもコントロールしやすくするため。470級の艇に比べてサイズがやや大きいのと、何よりも急加速やスピードが出るというのが大きな特徴です。

さらに、操作する器具も複雑であり、難易度の高い種目と言われております。470級で熟練度を上げてからこの競技を始める選手も多いです。適正体重も470級よりも大きいのが特徴です。

 

  • フォイリングナクラ級(男女混合のみ)

二人乗りで、最も歴史の浅い種目です。

カタマラン(双胴艇)と呼ばれる胴体が2つある艇であり、フォイルという水中に翼がついており、水力を受けることで飛行機と同じ原理で揚力が生まれ、船体が宙に浮きます。

水の抵抗を受けなくなるため、速度が出やすく、全種目の中でも最高クラスの時速50kmに達します。

イメージ通り、バランスを取るのが難しく、転覆も起こりやすい種目です。

歴史が浅いことから各国も扱いを模索中であるため、新規参入の国でもチャンスがある種目と言われております。

 

セーリングの歴史

セーリングの歴史を見てみましょう。

まず、セーリングとはセーリングヨットなどの帆で風を受けて走る船が帆走することで、オリンピックの競技はいわゆるセーリングヨットを用いてセーリングします。

セーリングヨットの発祥はオランダで、やがてイギリスに広がっていきました。

また、ヨットは競技ではなく、最初は交通手段でした。

現在のようなスポーツ(レジャー)として徐々に親しまれ始めたのが、1600年代頃のようです。

本格的にスポーツとして認識されるようになったのは1800年代中期になります。

それでもずいぶん歴史は深いですね。

オリンピックは近代オリンピックの初回である、1896年のアテネオリンピックから採用されております。

1996年のアテネオリンピックまではヨット競技と呼ばれておりましたが、2000年以降はセーリング競技と改名されております。

単純にヨットと呼ぶと帆で走らない豪華な個人の船のことも含むため、一般的に呼ばれているというものの、ふさわしくないとも言えます。

そのため、セーリングというのが競技名として正しいので変更は妥当といったところでしょう。

セーリングの団体としては1907にヨット・レーシング・ユニオン(IYRU)という団体が発足され、そのご1996年に国際セーリング連盟(ISAF)に改名されております。

ISAFは日本のJSAFも含め、100以上の国、地域が加盟しております。また、国際オリンピック委員会(IOC)にもセーリング競技の統括を正式に認められている団体です。

 

東京オリンピック セーリングの見どころ

東京オリンピックのセーリングの見どころを見ていきましょう。

セーリングはいかに風を読み、状況判断をして、素早く対応するかというのが鍵を握ります。

それだけに各チームがどのようなコースを選んで進むかや、素早い方向展開のテクニックなどが最大の見どころになります。

また、どの艇もスピード感がありますが、特にRSX級やフォイリングナクラ級などはとてつもない速さであることはテレビ越しにも伝わってきます。

フォイリングナクラ級などはまさに宙を舞うので見たことが無い方は驚くことでしょう。

そういった艇の違いに注目するのも楽しいと思います。

大会としては、基本的には発祥のイギリスやオランダ、そしてオーストラリアやニュージーランドが強いですが、日本も470級やレーザーラジアル級など、得意な種目もあります。

メダルも十分期待できる競技でもあるので、そういった意味でも見どころがある競技と言えるでしょう。

是非セーリングも観戦を楽しみましょう!

 

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