射撃

東京オリンピック ライフル&ピストル射撃|日程・会場・競技ルール・歴史・見どころ

東京オリンピックの射撃競技は古くから採用されている競技の1つです。

射撃には大きく分けるとライフル射撃、ピストル射撃、クレー射撃に分かれますが、今回はライフルおよびピストル射撃の日程や会場、競技ルールや歴史、さらに見どころについてご紹介します。

東京オリンピック ライフル&ピストル射撃の日程

東京オリンピックのライフル&ピストル射撃の日程は7月24日(土)-8月2日(月)です。

詳細は下記の通りです。

男子50mライフル3姿勢個人

8月2日(月)本選,ファイナル,表彰式
8:30-18:00

 

男子10mエアライフル個人

7月25日(日)本選,ファイナル,表彰式
9:00-16:30

 

男子25mラピッドファイアピストル個人

8月1日(日)本選第一ステージ
8:30-13:15
本選第二ステージ,ファイナル,表彰式
8:30-18:00

 

男子10mエアピストル個人

7月24日(土)本選,ファイナル,表彰式
8:30-16:30

 

女子50mライフル3姿勢個人

7月31日(土)本選,ファイナル,表彰式
12:00-17:10

 

女子10mエアライフル個人

7月24日(土)本選,ファイナル,表彰式
8:30-16:30

 

女子25mピストル個人

7月29日(木)本選精密射撃ステージ
9:00-12:45
7月30日(金)本選,ファイナル,表彰式
9:00-15:00

 

女子10mエアピストル個人

7月25日(日)本選,ファイナル,表彰式
9:00-16:30

 

混合団体10mエアピストル,10mエアライフル

7月27日(火)本選,ファイナル,表彰式
9:00-16:30

 

東京オリンピック ライフル&ピストル射撃の会場

東京オリンピックのライフル及びピストルの射撃の会場は陸上自衛隊朝霞訓練場です。

クレー射撃も同じ会場です。

さらに詳しい情報は陸上自衛隊朝霞訓練場の詳細をご覧下さい。

 

東京オリンピック ライフル&ピストル射撃の競技ルール

東京オリンピックのライフル&ピストル射撃の競技ルールを見てみましょう。

まず、東京オリンピックにおける射撃の種目は下記の通りです

  • ライフル射撃
    • 50mライフル3姿勢個人(男子/女子)
    • 10mエアライフル個人(男子/女子)
    • 10mエアライフル団体(混合)
  • ピストル射撃
    • 25mラピッドファイアピストル個人(男子)
    • 25mピストル個人(女子)
    • 10mエアピストル個人(男子/女子)
    • 10mエアピストル(混合)
  • クレー射撃(ショットガン)
    • トラップ
      • トラップ個人(男子/女子)
      • トラップ団体(混合)
    • スキート個人(男子/女子)

ライフル及びピストル射撃とクレー射撃の大きな違いは、クレー射撃は動く的を狙うのに対して、ライフル及びピストル射撃は動かない的を狙うところです。

その他、ライフル&ピストル射撃の各種目について細かく見ていきましょう。

 

50mライフル3姿勢

予選(本選)

  • 膝射(ひざを立てる姿勢):40発、伏射(うつ伏せに近いよくあるスナイパーの姿勢)):40発、立射(立つ姿勢):40発の合計120発で合計得点の上位から順位を決定する。予選の上位8名決勝に進出。1発の最高得点は10.9ポイント。
  • 予選の制限時間は2時間45分で、予選後はすぐに決勝に進む。

 

 決勝

  • 3姿勢x15発で勝敗を決する。
  • 膝射を200秒で5発を3回セット、姿勢を変えて、150秒で伏射を5発を3セット、姿勢を変えて、250秒で立射を5発を2セット(ここまでで40発)の時点で8位と7位が脱落する。次の50秒で1発ずつ残りの立射を射撃していき、勝ち抜きを行う。6位以内で同点の場合はシュートオフという順位が同じ選手同士での順位決定の射撃が行われる。
  • 決勝の試合時間は約1時間

50mライフル3姿勢の試合の様子

 

 

10mエアライフル

予選

  • 立射を計60発を競う。10発1セットを計6セット行う。制限時間は1時間15分。1発の最高得点は10.9ポイント。上位8名が決勝に進出

 

決勝

  • 計24発の得点を競う。
  • 250秒以内に5発を2回撃ち、次の50秒で1発ずつ撃っていき、計12発目で8位が脱落する。その後は2発ずつの勝ち抜きを行っていく。同点の場合はシュートオフ(生き残りを決める射撃)を行う。

10mエアライフルの試合の様子

 

 

25mラピッドファイアピストル(男子のみ)

共通

  • 制限時間内(短時間)で5発の連射を行い、一定の範囲に入るとポイントが入り、そのポイント(1発1ポイント)を競います。精度だけでなく、早撃ちの技術も求められます。

 

予選

  • 8秒射(8秒以内):5発×2回、6秒射(6秒以内):5発×2回、4秒射(4秒以内):5発×2回の計60発を2日に分けて行います。上位6名が決勝進出となります。

 

決勝

  • 4秒射5発を8回(シリーズ)行います。
  • 第4シリーズの後に最下位の選手が脱落し、その後は毎回最下位の選手が一人ずつ脱落していきます。同点の場合は直接対決の射撃を行い勝敗を決めます。

25mラピッドファイアピストルの試合の様子

 

25mピストル(女子のみ)

予選

  • 精密射撃と速射射撃を行います。(計60発)
  • 精密射撃は5分間に5発を撃つというのを6シリーズ行います。(計30発)
  • 速射射撃とは7秒間赤いランプと3秒間の緑ランプが繰り返し5回点灯して、緑のランプの間に1発ずつ的を撃ちます。速射射撃も6シリーズ行います。(計30発)つまり精度だけでなく、早撃ちの技術も求められます。1発命中で1ポイントです。上位8名が決勝に進みます。

 

決勝

  • 決勝は速射のみです。(予選とルールは同じ。)5発を10シリーズ行います。
  • 5発を4シリーズ行った時点で、最下位が脱落します。その後は各シリーズで1名ずつ脱落していきます。
  • 同点の場合は追加で射撃を行い、勝敗を決します。

25mピストルの試合の様子

 

 

10mエアピストル

10mエアライフルと銃が違うだけで、ルールは同じです。

10mエアピストルの試合の様子

 

速射の25mピストルは1発1点ですが、10mエアピストル、ライフル、50mライフル3姿勢は最高得点が10.9点なので、その点数を知っておくと、何点がすごいのかということの参考になると思います。

 

東京オリンピック ライフル&ピストル射撃の歴史

射撃競技の歴史を見てみましょう。

射撃競技は銃器の発達に伴って15~16世紀に欧州を中心に世界へと広まりました。(1463年のドイツのケルンのセント・セバスティヌス射撃クラブで競技が始まったという説もあります。)

日本には戦国時代(1543年)に種子島に伝わったので、鉄砲はとても急速に広がったことが伺えますね。

日本にも鉄砲伝来後は戦のためだけでなく、武士のたしなみとしても普及することとなります。

さて、オリンピック競技としては1896年のアテネオリンピックが最初という歴史の深い競技の1つです。

1896年のアテネオリンピックでは25mラピッドファイアーピストルなどが採用されました。

その後、1952年のヘルシンキオリンピックで50mライフル3姿勢、1984年のロサンゼルスオリンピックで25mピストル(女子として初の採用)と10mエアライフル、1988年のソウルオリンピックで10mエアピストルが採用となりました。

ライフルについては古くから欧州が強豪国ですが、ピストルは韓国や中国なども強豪国であり、世界をリードしております。

女子については特に射撃競技の採用が男子に比べて遅かったのもあり、新規参入の中国がピストル以外のライフルでも世界でトップクラスの地位にいます。

日本は近年はメダルにはほとんど絡むことはなく、ライフルとピストル射撃においては、1992年バルセロナオリンピックの男子50mライフル3姿勢で木場良平選手が銅メダルを獲得したのが最後です。

 

東京オリンピック ライフル&ピストル射撃の見どころ

東京オリンピックでのライフル&ピストル射撃についてはそれぞれの種目で見どころが色々あります。

50mライフル3姿勢はまさにスナイパーが行う典型的な構えで50mも先の的を競種目なのでまさにキング・オブスナイパーを決める競技種目と言えるでしょう。選手たちが集中して狙う姿はまさにスナイパーで本当にかっこいいです。また、競技としては決勝まで進むと3時間を超える長丁場なので、選手たちの体力と集中力の持久力も試される種目でもあります。余談ですが、リアルスナイパーにも持久力と言うのは求められそうですね。

10mエアライフルは立射という不安定な状態で撃つので、いかに安定して高得点を狙えるかというのがポイントになります。10mエアピストルについても同様です。

50mライフル3姿勢、10mエアライフル・ピストルは得点が少数点単位(最高得点10.9点)なので、度々僅差の面白い試合展開になります。また、劇的な逆転も結構多いです。

試合もどちらかが脱落するという射撃を行う方式ですので、生き残りをかける選手たちの緊張感が見る側にも伝わってきます。その緊張感は最大の見どころの1つと言えるでしょう。

25mラピッドファイアピストル(男子)は短期間で5つの的を連射で狙うので、スピード感があり、かっこいいと感じる方も多いと思います。精度だけでなく、スピードも求められるという点で他の種目と違って面白いところです。25mピストル(女子)も同様にスピードが求められます。こちらも生き残りをかけた射撃が行われるので、選手たちの一騎打ちが最大の見どころの1つです。

競技全体としては前半に調子が良くても、後半に失速する選手がいたり、逆に前半調子がそこまで良くなくても、後半しり上がりで逆転する選手、ずっと安定している選手など、点数状況が刻一刻と変わっていき、それに加えて、選手の緊張感を共有できるというのがこの競技の最大に見どころと言えます。

前述の通り、素晴らしい逆転劇なども起こりますので、是非最後まで注目した競技です。

日本代表選手は世界上位の選手はいませんが、選手達を応援しつつ、競技を楽しみましょう!

 

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