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東京オリンピック陸上1500mの日本代表候補予想!参加標準記録や選手選出の考え方や歴代選手についても

今回は陸上競技トラック種目の中でも激しい戦いが繰り広げられる1500mについて紹介していきます。
1500mは陸上競技トラックを3周と3/4周走ります。ちょうど第2コーナー付近からスタートする種目です。100mなどの短距離種目とは違い、スタートしてすぐにオープンレーン(どこのレーンを走っても良い)になるので、接触が多くトラック種目の格闘技とも言われております。分類としては中距離と言われております。

東京オリンピック陸上1500mの歴代の日本代表選手

それではまず歴代の男子日本人選手をご紹介していきます。
まず日本記録保持者は、小林史和選手の3分37秒42です。2004年にベルギーで開催された競技会で日本記録を更新しました。それから約16年いまだに破られていない記録になります。
ちなみに世界記録は、モロッコのエルゲルージ選手が1998年にローマで開催された競技会で出した3分26秒00です。その差約11秒。距離にするとおよそ100m近くの差が開いてしまっております。
日本陸上界では中学生や高校生を中心に、1500mは非常に人気のある種目です。中学校で陸上部に所属し長距離をやっていた選手ならば1度は必ず走る種目になります。しかし日本陸上界では駅伝やマラソンの人気があるが故、多くの選手が1500mからより長い5000m,10000m、マラソンへと移行していってしまう点が世界との差の一因でもあります。
しかし、2018年以降日本歴代10位以内に4人もの選手が入ってきました。日本陸上界でも改めて中距離の魅力が見直され、2019年には戸田雅稀選手が日本歴代2位となる3分37秒90の記録を出しました。日本記録が更新される日もそう遠くはないと思います。

 

続いて女子選手を紹介していきます。
女子の日本記録は2006年に大阪で開催された競技会で小林祐梨子選手が樹立した4分7秒86です。なんと当時小林選手は高校3年生で、高校記録が日本記録という珍しい記録となっております。
女子も男子同様に10年以上日本記録が更新されておりません。一方女子の世界記録は2015年にモナコで開催された競技会でエチオピアのゲンゼベ・ディババ選手によって樹立された3分50秒07です。こちらも約17秒の差があります。距離にして約120mほどの差があります。
女子の1500mについてもつい最近、2020年7月に北海道で開催された競技会にて田中希実選手が4分8秒68という日本歴代2位の記録を出しました。男子同様女子も日本記録が更新されるのは時間の問題ではないかと思います。

東京オリンピック陸上1500m日本代表選出の考え方

それでは東京オリンピックで日本代表になるためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
いくつか選考方法があるので紹介していきます。

●世界陸上競技選手権で3位入賞以上の成績を収めた日本人最上位の競技者で、日本陸上競技選手権終了時点までに、参加標準記録を満たした競技者。
●日本陸上競技選手権で3位入賞以上の成績を収めた競技者で、大会終了時点までに参加標準記録を満たした競技者。
●日本選手権 3 位入賞以上の成績を収めた競技者であって、ワールドランクにより出場資格を得た競技者。
●参加標準記録を満たした競技者。
●ワールドランクにより出場資格を得た競技者。

以上の5つの方法より選出されます。まずは日本陸上競技選手権で3位以上の好成績をおさめることが代表選手への一番の近道と言えます。

詳しくはこちらをご参照ください。

注目の日本陸上競技選手権は2021年の6月ごろを予定しております。

東京オリンピック陸上1500mの参加標準記録

それでは東京オリンピック1500mの参加標準記録はどの程度なのでしょうか。

男子:3分35秒00
女子:4分  4秒20

なんといずれも日本記録よりも速い設定となっております。
男女ともにワールドランク45位以内の選手が選出される予定となっております。日本人選手にとって非常に高いハードルですが、なんとか1人でも多くの選手が自国開催の舞台に立って欲しいと思っております。

東京オリンピック陸上1500m日本代表候補予想!

 


上記でもご紹介した通り、現状日本人選手が東京オリンピックの1500mの舞台に立つことは非常に難しいと言えるでしょう。しかし近年の中距離界の盛り上がりを見ると、決して夢ではないと思います。
男子選手で言えば、日本歴代2位の記録を持っている戸田雅稀選手。
ラストスパートが非常に速く、駅伝でも1区のスペシャリストとして活躍しております。また日本歴代5位の記録を持っている荒井七海選手も期待の選手です。
高校時代までは決して全国トップレベルではなかったものの、大学へ入学すると在学中に日本選手権を制覇し、社会人になっても安定して記録を出しております。スパートも魅力的ですが、がっちりとした体格から海外の選手にも競り負けないタフさを兼ね備えております。

一方女子では先日日本歴代2位の記録を出した田中希実選手に期待がかかります。
3000mの日本記録保持者でもある田中選手が、一体1500mか5000mのどちらを選ぶかも注目されます。(3000mは東京オリンピックにないため)

まとめ

日本陸上界の特に長距離では駅伝を中心に競技が回っております。
中学生や高校生もTVや雑誌等で注目される駅伝での活躍を夢見ている選手が大勢います。
そのため、なかなか1500mという中距離選手が育たない環境下ではあります。
しかしながらスピード感あふれる1500mは見ていても非常に面白い種目です。
ぜひ東京オリンピックの1500mの舞台に日本人選手の名が刻まれることを期待しております。

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