陸上

東京オリンピック陸上10000mの日本代表候補予想!参加標準記録や選手選出の考え方や歴代選手についても

今回はトラック種目の中で最も長い競技、10000mを紹介していきます。
10000mは400mトラックをなんと25周。周回遅れなども時としては発生しますが、箱根駅伝のメンバー選考の指標ともなりますので、日本では人気のある種目です。

東京オリンピック陸上10000mの歴代の日本代表選手

それではまず男子の日本記録を見ていきましょう。

男子: 27分29秒69 村山紘太選手 2005年

2005年に開催された八王子ロングディスタンスで27分29秒69の日本記録を村山紘太選手が樹立しました。また日本歴代2位も同じ記録会の同じレースで鎧坂哲也選手が記録しました。
その記録は27分29秒74。その差わずか0秒05の差で日本記録か否かが決まったレースでした。
なお、日本記録を現在も保持している村山紘太選手は双子の選手で兄である村山謙太選手も日本歴代7位となる27分39秒95の記録を持っている最速ツインズとして有名です。
日本歴代トップ10に入る選手の多くがその後マラソンに移行しており、日本では10000mで良い記録を出してからマラソンへ移行する選手も多くいます。また箱根駅伝などの駅伝大会でのメンバー選考では10000mの記録が一つの指標として扱われています。
この10000mという種目ですが、アフリカ勢が非常に強く世界記録や世界大会でも多くのアフリカ出身選手が活躍しています。現在の世界記録は2005年にエチオピアのケネリサ・ベケレ選手が記録した26分17秒53です。日本記録との差は約1分12秒の差があります。この記録差は場合によっては周回遅れになってしまうタイム差になります。また世界大会ではアフリカ選手独特のペースの上げ下げが行われ、ラスト1周の猛烈なスパート勝負になることも珍しくありません。
この種目で日本人選手が戦うためにはハイペースに持ち込むか、ラスト1周のスパートまで極力力を温存して走ることが必須となってきます。

続いては女子の日本記録を見ていきましょう。

女子:30分48秒89 渋井陽子選手 2002年

2002年にアメリカで開催された競技会にて、渋井選手が従来の記録を20秒以上も更新する日本女子で初めて30分台に突入する30分48秒89を記録しました。
一方世界記録は2016年にエチオピアのアルマズ・アヤナ選手が記録した29分17秒45です。こちらも30分台どころか、29分台の前半の記録です。その差約1分31秒もの差があります。世界歴代トップ10の記録のうち8名の選手がケニアまたはエチオピアの選手であり、10000mはアフリカ勢が世界を席巻している種目です。

東京オリンピック陸上10000m日本代表選出の考え方

それでは東京オリンピックで日本代表になるためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
いくつか選考方法があるので紹介していきます。

●世界陸上競技選手権で3位入賞以上の成績を収めた日本人最上位の競技者で、日本陸上競技選手権終了時点までに、参加標準記録を満たした競技者。
●日本陸上競技選手権で3位入賞以上の成績を収めた競技者で、大会終了時点までに参加標準記録を満たした競技者。
●日本選手権 3 位入賞以上の成績を収めた競技者であって、ワールドランクにより出場資格を得た競技者。
●参加標準記録を満たした競技者。
●ワールドランクにより出場資格を得た競技者。

以上の5つの方法より選出されます。まずは日本陸上競技選手権で3位以上の好成績をおさめることが代表選手への一番の近道と言えますが、400mは先述の通り世界との差が非常に大きい種目ですので、まずは最低でも日本記録の更新が必須となってくる種目です。

詳しくはこちらをご参照ください。

なお、日本陸上競技選手権は2021年の6月ごろを予定されております。

東京オリンピック陸上10000mの参加標準記録

続いて10000mの東京オリンピック参加標準記録を見ていきましょう。

男子:27分28秒00
女子:31分25秒00

男子については日本記録の更新が大前提となってきますが、女子については日本記録である30分台を記録すれば参加標準記録を大幅に突破することになりますので、期待がかかります。


現在女子では日本歴代3位の自己ベストを持つ、新谷仁美選手がこの標準記録を期間内に突破しております。また男子についても近年の高速化に伴い、大学生を中心とした若い世代で好記録が続出しており日本記録の更新も期待がかかります。

東京オリンピック陸上10000m日本代表候補予想!

それでは男女別に東京オリンピック10000mの日本代表有力候補を見ていきましょう。

男子選手

相澤晃選手    自己ベスト28分17秒81
田村和希選手   自己ベスト27分57秒14
佐藤悠基選手   自己ベスト27分38秒25
設楽悠太選手   自己ベスト27分41秒97
田澤廉選手    自己ベスト28分01秒21

こちらは有力候補が多くおりますが、上記6選手です。
相澤選手は2020年の箱根駅伝でエース区間の2区で区間新のタイムで区間賞を獲得した日本長距離界期待の選手です。田村選手は青山学院時代に箱根駅伝4連覇を達成した主力メンバーであり2019年の日本選手権で優勝しております。
その他佐藤選手や設楽選手のように東京オリンピックをマラソンで目指していた選手が10000mに再度挑戦というパターンも多く見られます。
その他学生では駒澤大学2年生の田澤選手に期待しています。2020年の冬に実施予定の日本選手権では他の選手のコンディション次第では最年少での優勝ということも十分に可能かと思います。

続いては女子の有力選手です。

女性選手

新谷仁美選手 自己ベスト30分56秒70
鍋島莉奈選手 自己ベスト31分28秒81
松田瑞生選手 自己ベスト31分39秒41

女子は新谷選手が参加標準記録を唯一突破しており、最有力候補です。新谷選手はハーフマラソンの日本記録も2020年に樹立して東京オリンピックでは上位入賞も狙っております。
その他2019年の日本選手権で優勝した鍋島選手はラストスパートに定評があります。また男子同様松田選手のように当初はマラソンで東京オリンピックを狙っていた選手の多くが10000mにシフトチェンジしてくることが予想されます。

まとめ

10000mは現在もアフリカ勢が上位を独占しており、東京オリンピックでも日本人のメダル獲得は非常に難しい現状です。
しかし、男子は箱根駅伝を目指した学生を中心に好記録が続出しています。女子は新谷選手に上位進出の期待がかかります。
日本国内でも有力な海外ランナーが実業団に所属していますので、記録会や競技会で切磋琢磨し上位進出を目指して欲しいです。

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