新谷仁美(にいやひとみ)さんは2020年の日本陸上選手権の10000mで優勝(日本記録更新)し、2021年開催の東京オリンピックの日本代表に内定しました。
新谷仁美さんは2014年に一度選手しては引退し4年間はOLとして働いたのちに2018年に選手としてカムバックを果たし東京オリンピックの日本代表に内定するなど選手としての実力は申し分ないのですが、走ることは本来嫌いで走っているのはお金を稼ぐためなどのストイックな発言もあり、競技以外の部分でも時折注目を浴びている人物でもあります。
今回は新谷仁美(にいやひとみ)さんの結婚相手(夫,旦那)や性格、小出監督や練習メニュー、さらに年収や学歴(出身中学,高校,大学)についてご紹介します。
目次
新谷仁美の結婚相手(夫,旦那)や子供は?
“結婚も出産も捨てて競技に専念してる”と言われることがあります。捨ててはいません!彼氏ができないだけです!あ…
— 新谷 仁美 (@iam_hitominiiya) October 24, 2020
新谷仁美さんは2020年12月現在では結婚している情報はなく、独身であると思われます。
本人は結婚願望が強いみたいで過去にはテレビ番組などに出演した際には「金メダルよりも彼氏が欲しい。」「世界陸上には婚活が理由で出ました。」などの発言をしており、一度選手として幕を引いた時も寿引退かと思われていましたが、本人は恋人や旦那さんの公表はして居らず独身ではないかと考えられます。
新谷仁美の性格
新谷仁美選手は嫌味や意地悪でなく筋道が通らないことが許せない性格なんで他の選手達にも厳しい態度や言葉になるのだと思う!これは会社でもこういう人は居ます!でもこういう人は筋道さえ間違えなければ上っ面の優しさでなく親身になって後輩や同僚の悩みを聞いてくれたり自分の体験談を語って
— @RsrAgera (@RsrAgera) February 25, 2020
新谷仁美さんの性格を見ていきましょう。
ご存じの方は言うまでもありませんが、裏表なく、自分の考えをしっかり言うタイプの方です。ただ、全く嫌味な感じはしません。
ざっくりと言うとサバサバ女子の部類に入ります。
言葉遣いがきついと感じる方もいると思いますが、逆にそれがすがすがしく、心地良いという方多いです。
新谷仁美さんにファンが多いのは長距離の実力が抜き出ているのもありますが、この性格にもあることは間違いないでしょう。
一方、本人も自分のきつい性格は自覚していて「恋人は欲しいけど性格に難があって」と話しております。
新谷仁美さんの性格はツイッターに滲み出ているので興味のある方は是非ご覧ください。
新谷仁美の学歴(出身中学,高校,大学)
新谷仁美さんの学歴(出身中学,高校,大学)を見ていきましょう。
中学:総社市立総社東中学校
高校:私立興譲館高等学校
大学:進学せず
新谷仁美さんはもともと岡山県育ちであり、中学校は地元の市立学校に通っていました。
高校は名門興譲館高等学校に進学し、在学中の2005年には全国優勝を果たすなど全国区の選手として活躍しました。現在でも興譲館高等学校は全国大会でもコンスタントに成績を残しています。
大学には行っておらず、高校を卒業後実業団へと歩みを進めます。
新谷仁美と小出監督との関係は?
新谷仁美さんと小出監督の関係を見てみましょう。
新谷仁美さんはもともと2000年シドニーオリンピック金メダリスト高橋尚子さんに憧れていました。
そのため高橋尚子さんを育て上げた名称小出監督の指導を受けたいとの希望があったため高校を卒業後豊田自動織機へ入社し陸上部へ入部しました。新谷仁美さんは小出監督との出会いで現実的に物を考えることが出来るようになったとインタビューに答えています。
学生の頃は大きな夢を目標にして行動をするドリーマーだったとのことですが、小出監督との出会いにより現実的に物事を考えることを教えてもらったことで通用するようになっていったようです。
小出監督との出会いがなければここまでの成績を残すことが出来なかったかもしれませんね。
ただ、一方で、新谷仁美さんは小出監督に対して「師匠ではない」など全部を好意的に受け止めている感じではなさそうです。
小出芳雄監督との師弟関係は全くありません。私は監督が率いるチームに所属していただけです。それ以上もそれ以下もありません。
ただ監督のチームに所属したことで今につながってると日々感じております。— 新谷 仁美 (@iam_hitominiiya) December 9, 2020
現在は横田真人さんが新谷仁美さんのコーチとなっており、2020年12月に日本陸上選手権の1万mで優勝し、日本代表に内定しております。
新谷仁美さんは下記のようにコメントしております。
「結果が出なければ横田コーチのせい。でも、結果が出たので横田コーチのおかげです」
出典:新谷仁美選手へのインタビュー
新谷さんらしいコメントですが、横田コーチと信頼関係があることが伺えますね。
また、新谷さんと横田コーチにはとても信頼関係があるという話は他でも聞きますので間違いないかなあと思います。
一方、小出監督との関係は少し微妙だったのではないかという意見があるので、そういった部分はあったのかもしれませんね。
いずれにしても今は横田コーチと相性が良いようで素晴らしい成績を出しておりますので、何よりだと思います。
新谷仁美の練習メニューは?
【陸上人生一キツかったスピード練習】
400×2+1000*3set(68“66”2‘57)
r30”-90“-sr4分初めて腹筋が捻れるという感覚を経験しました。今年2月に行った練習メニューです。
— 新谷 仁美 (@iam_hitominiiya) June 22, 2020
新谷仁美さんの練習メニューを見てみましょう。
練習メニューについては新谷さんのコーチ(横田コーチ)にランニングアドバイザーの萩原裕磨さんが内容を確認して一般公開の許可をもらい、youtubeで配信されております。
下記がその動画になります。
注意点としてはメニューは事実ですが、解釈まで横田コーチに教えてもらったわけではありません。
しかしながら権威性のあるランニングアドバイザーの萩原裕磨さんの解釈なので信頼性は十分あると思います。
練習メニューは新谷選手がヒューストンのハーフマラソンで日本記録を出した直近約3か月の練習メニューになります。
萩原裕磨さんの解釈ではもっとも重要なのは小手先の練習メニューではなく、厳しいベースの練習をしっかりこなし続けることのようです。
その前提でお話をしますと練習メニューは大きく分けて下記の通りです。
- ベースの練習
- ビルドアップで走る
- 400m走って30秒休むを繰り返すメニューが多い(完全に回復させない)
まず、①のベースの練習は基本的には1日2回走り、金曜日と日曜日はリカバリーで1回しか走らないようです。
1日の走行距離は基本が30kmで金曜日は15km、日曜日は20kmですが補強トレーニング(②、③のこと)は日曜日以外毎日行っています。
しかし、その時々の体調や身体の痛みなどに合わせてトレーニング内容は調整していくようです。ケガに気を付けながら計画的なトレーニングメニューを大事にしています。
先ほど述べたように萩原裕磨さんは①をしっかりと継続こなすことが最も重要だと述べております。
続いて②のビルドアップについては同じ距離でもビルドアップ(ペースを上げていく)で走るということです。
同じペースで走るよりも体に大きい負荷をかけることができ、さらに集中力もつくようです。
また、実際のレースではペース変更に対応しなくてはいけない場面もありますが、そこへの対応力も養われるようです。
最後に③の400m走って30秒休むというのはそのままですね。萩原裕磨さんの解釈では完全に回復しない状態で走ることを続けるので持久力がつくとのことです。
特徴的なところとしてはこの400m走って30秒休むというメニューが多かったようです。
それだけ重要な練習メニューなのかもしれませんね。
ただ、あくまでもハーフマラソン前の3か月にやったという練習であるのと、前提としてベースの練習がとてもハードであるということです。
このメニューをすべて真似をするのは難しいかもしれませんが、萩原裕磨さんがおっしゃっているように、自分に少し負荷をかける形で持続可能なメニューを「継続」するというのが最も大切なのかなあと思います。
新谷仁美の年収は?
新谷仁美さんの年収については、はっきりといくら稼いでいるとは情報は公表されておりません。
しかしながら、日本国内でも屈指の女性陸上選手であり、2018年に選手として復帰を果たした際には復帰した理由としてOLとして働くよりも陸上選手として走ったほうが給料自体良かったためと答えたことからも一般的な同年代の女性よりは遥かに多い年収ではないかと推測できます。
新谷仁美のプロフィールと経歴
かなり個性の強い女だな❗️新谷仁美選手のスゴいとこは有言実行❗️ハッタリ、ホラを吹かない❗️たまにボコボコにしてやろうかと思うくらい憎たらしいことも言うがなんか心底憎めないとこもある❗️ pic.twitter.com/LKytxS9GUd
— ザ・アンチドーピング山本 (@sbMZiidNnq2VT0j) December 14, 2020
新谷仁美選手のプロフィールと経歴を見ていきましょう。
- 名前:新谷仁美(にいやひとみ)
- 生年月日:1988年2月26日
- 身長:166cm
- 体重:43kg
- 血液型:AB型
- オリンピック出場経験:12’ロンドン
- 世界選手権出場経験:11’テグ、13’モスクワ、19’ドーハ)
- 10000m 20:44(2020年12月 日本選手権)日本記録
- ハーフマラソン1:06:38(2020年1月ヒューストン)日本記録
現在新谷仁美さんは日本記録を二つ所持しており、世界で戦える数少ない日本女子選手の一人です。
特に1万mについては彼女くらいしか世界では戦えないというレベルで、別格の選手になります。
一度2014年に現役を引退していますが原因は右足の足底筋膜炎が原因ではないかと言われています。
足裏に激しい痛みが生じるケガで引退会見では走れる状態ではなく日常生活にも影響を及ぼすほどの痛みだと語っています。引退後は一般企業に就職しながら、仕事の合間に陸上競技の取材や記事を書いたりしていたようです。
2018年にスポーツメーカーナイキに声をかけられたことが復帰するきっかけになったそうです。
走ることはあまり好きじゃないようですが、プロ契約して仕事としてなら走れると考えた結果復帰に至ったようです。
終わりに
いかがだったでしょうか?
一度選手として引退する以前も一線級の選手として活躍していた新谷仁美さんですがカムバックした後はさらに成績を伸ばして複数の日本記録を所持するほどまでにタイムを伸ばし、遂には東京オリンピックの代表にも内定されるなど順調に選手としての成長を続けています。
2020年に日本記録を更新するなど、とても調子が良さそうですので東京オリンピックも期待できそうです。
今後のご活躍を期待しましょう!